16話
アルフレッド「やぁおはよう
リリアン」
リリアン「おはようございますアルフレッド殿下」
アレン「……あ、この国の王子様か…」
アレン君気づいてなかったんですの!?
アルフレッド「あはは…確かに王子とは言われているけど王位継承権を弟と争っている状態だからね。そこまでかしこまらなくていいよ
リリアンとは五年ほど前からずっと仲良くしてもらってるんだ」
アレン「ふ~ん…どうでもいいけど…」
リリアン「あ、アレン君仮にも相手は一国の王子で…」
アレン「別に…相手がかしこまらなくていいって言ってるんだから大丈夫…」
そういってさっきみたいに私の頭を撫でる…
何でこんなアレン君アルフレッド王子のこと敵対視してるの!?
ゲームだとそこまで辛辣じゃなかった気が…
アルフレッド王子はなんか苦笑いで見守ってる状態だし…
アルフレッド「じゃあ僕は王族挨拶があるから」
リリアン「はい。それではごきげんよう」
アルフレッド王子と別れて体育館に向かう
そこにはたくさんの人がもう席についていた
ちなみに前側の席は公爵令嬢や侯爵令嬢などの上の階級の令嬢とその取り巻きたちに占領されている
そこまでアルフレッド王子が見たいか…
アレン「リアン…ここ」
アレン君に示されたのは後ろ側の端の近く
いい感じに先生方からの視界に外れるところだ
私たちは二人並んで座る
しばらくすると全員集まったのか入学式が始まる
案の定王族挨拶では前側の人たちが大騒ぎ
リリアン「アレン君…アレン君?」
アレン君は私の肩に寄りかかって寝ちゃってるし
そのためにあんまり目のつかない席に座ったのか…
まぁアレン君の寝顔がかわいいから別にいいんだけど…
そんなことを考えなからアレン君の頭を撫でると無意識なのかすり寄ってきてくれる
あぁ!!できることならスクショをしたいぐらいだよ
…そういえば…特待生挨拶でヒロインちゃんが出てくるはず…
「次に特待生代表ラルドリア・サリヴァン」
「はい!」
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