6話 アレンside

リリアン「アレン君…今なんて…?」


アレン「だからリアン

将来僕のお嫁さんになってよ」


わけがわかっていないリアンにだめ?とリアンの手を取りながら近づく

するとリアンの可愛らしいぱっちりとしたライトシアンの瞳が目の前に来る


リアンの目には僕だけしか映っていなくて僕の中の何かが満たされるような気分に陥る


リアン母「あらいいじゃない!

お兄ちゃんもお姉ちゃんもそれに私達だって恋愛結婚だし

権力のバランスを取れと王国から言われることもなくなるし…

二人ともかわいいからお似合いだと思うわ!」


リアンの家族は肯定的だった

あとはリアンの了承だ…


アレン「リアンは…いや?」


リリアン「嫌じゃ…ないむしろありがたいというか…その…」


アレン「やった!じゃあ問題ないね」


?「待ってください!!父様!母様!」


喜んでいるとリアンと同じ金髪の男の人が入ってきた


リリアン「バルドお兄様…どうなされたんですか?」


リアンのお兄さんなんだ…


バルド「リリアン!お前にはたくさんの縁談が来てるじゃないか!

サテラ姉さんの婚約者の隣国の王子の弟に

海の向こうの国の王太子などなどが!

そっちはどうする気だ!」


リリアン「え?お断りしますわ」


バルド「それはありがたいが

ストレンジウェイズ家はそこそこ遠いところにあるじゃないか!

俺が好きにリリアンに会いに行けない!」


リリアン「来なくていいですわ」


バルド「なんでリリアンはサテラ姉さんやソフィには優しいのに俺と兄さんには厳しいんだ!そんなところも可愛いけど!」


リリアン「そんなところが気持ち悪くて私は嫌いです


……もう!うるさいお兄様なんておいていきましょう!

アレン君!私の部屋に行きませんか!?」


リアンはやっぱりかわいいから色んなところから縁談が来てるらしい…

断ってくれるって聞いて安心した…


リアンはリアンのお兄さんの事嫌いかな…?

でも本気で嫌ってる雰囲気はないけど…


バルド「え!?ちょ!リリアン!!?」


リアンは僕の手を取ったら急に走り出した

リアンのお兄さんは驚いているし僕も驚いてる。

後ろを振り返るとお兄さんが悲嘆していた


あれ…ほっといていいのかな…?

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