第7話 泣きだした

「いやぁ~まだ慣れない子でして…安心できるお客様に案内したいんですよ、慣れるまで…」

 そんな受付の電話が掛かってくる。

 どうも常連になると、向こうから電話を掛けてくるようだ。

 そんなこんなで、薦められるがまま、その新人の嬢を呼んでみた。

 最初は明るかったのだが…シャワーを浴びて、いざベッドに入ると、顔を覆って泣きだした…

「うん…うん…いいよ…時間まで何もしないから、落ち着きなさい、ダメなら、早めに、こういう仕事は辞めなさいね」

 90分、僕は、彼女の頭を撫でて慰めるだけであった。

「ごめんなさい…ごめんなさい…」


 無理にテンション上げる嬢は、反動が来るんだよ…どっかでさ…

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