第3話 プロ意識の高い嬢

 フィリピン系というのだろうか、色黒で美人ではあるのだが、とにかく愛想が無い。

 淡々と服を脱ぎ、機械的に進めていく。

 特に手を抜くようなこともなく、時間を見極めているような感じだ。


 半年くらいして、また呼んでみたのだが、まったく変わらずの仕事ぶり。

「僕のこと、覚えてる?」

「はい、覚えてます」


 会話が続かない嬢だった。

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