第8話 エピローグ
GM
『さて、これで5つの場所で成功したので、魔女のたまり場を決めることができるね。まだ他の場所を回る? それとも、これまで成功した中で選ぶ?』
舞
『はいはい、質問。魔女のたまり場ってなんですか?』
GM
『うーん、ルールには詳しいことは書いてなかったんだけど、多分、魔女として町の人から相談を受けたりする拠点のことだと思う。
本家のウィッチクエストだと、魔女は何かの職業に就いているから、働いている場所か住んでいる家が拠点になるんだけど、現代日本だと、13才の魔女って中学生だからねぇ。アパート住まいだったりすると自宅を拠点にするわけにも行かないし』
舞
『そっか、普通のTRPGだと冒険者ギルドとかがあるけど、現代日本だとそんなのないもんね』
松風
『つまり、おジャ魔女どれみのMAHO堂みたいなところ、ってことね』
GM
『うん、まあだいたいそういう理解で良いと思う。ゲゲゲの鬼太郎の妖怪ポストみたいなのを置いておく場所、とかでも別にいい気はするから、場所としてはどこでも良いと思うんだけど』
舞
『ここまでミニクエストに成功してるのが、駅、病院、学校、工場、喫茶店の5つでしょ。うーん、神社で失敗したのが痛かったなぁ。せっかくレトロウィッチとったのに……』
松風
『この中から選ぶなら、喫茶店かなぁ。喫茶店でバイトさせてもらって、メニューに「魔女のお悩み相談」とか追加してもらうとかどうかしら』
舞
『あ、それいい。じゃあ、そういうことで、たこルカ店長に相談してみよう』
GM
『なるほど、それ面白いね。たこルカ店長は喜んで引き受けてくれるよ』
松風
『飲食店にインコみたいなペット同伴はどうなのって気がしないでもない……』
GM
『ははは、そんなのたこルカが店長してる段階でどうでもいいよね。ゲキド街の住人はそんな些細なこと気にしないよ』
松風
『それもそうか』
GM
『というわけで、無事『魔女のたまり場』も見つけることができたし、エンディングに入ろう。なんかやりたい演出とかある?』
舞
『そうだなぁ、ゲキド街の不思議をめいっぱい目撃したわけだし、ちょっと不安を感じてて、レトロウィッチの得意分野でもあるわけだから、がんばらなくちゃって決意を新たにする感じでいいかな。「舞、頑張ります!」』
松風
『いいね。異議なし』
GM
『OK。というわけで、シナリオは無事完了。気に入ったなら、この街でキャンペーンやってもいいかな。ゲキド街なら、ウィッチクエスト向けの騒動には事欠かなさそうだし』
ボカロの街の魔女(仮) エアリプレイ版 彬兄 @akiraani
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