最新話まで読んだのでレビューを
この小説の良いところは、
転移冒険者の王道を進んでいる点と、
格子が出来ているので話の矛盾が少ない点、
あと、読んでると添削技術が上がる点。
の3点でしょう。
1つ目の王道ストーリー、
奇を衒わぬ素直な構成で読みやすい。
かと言って安易なボーイミーツガールや、極端に周りを無能にして主人公を立てることもない。
ゴルゴ13や水戸黄門的な、ベーシックで安定した面白さがある。
2つ目は特に語る必要もないですが、よく有る書き続けてたら設定変わってたということが今はまだ無いです。
値段設定が時々疑問なくらいです。
3つ目のはそのままの意味で、真面目に読むと添削能力が磨かれます。
いや、最後のは冗談ではなく本当に。
むしろ、そこがおすすめの一つなくらいです。
書籍化が決まる400話目くらいまでは兎に角、本当に、とても文書ミスが多い。
ミスがあるたびに現実に引き戻されるので
、嫌いな人はとにかく嫌いでしょう。
ただ基本の文書の流れは出来ているのと、そこまで難しい内容でもないので、前後からの類推が可能です。
なので読み進めるだけなら問題なく読めます。
誤字脱字に加え、名詞の混在・混同や熟語の用法ミス、偶に文書の破綻など、初心者がやるであろうミスは大体やらかしています。
なので、むしろ開き直って添削しながら読み進めると、こちらの能力が上がります。
頑張って読んでみましょう。
ただ、書籍として販売するなら割と致命的な部類なので、書籍化の際は編集者の力量が試されている(いた?)ことでしょう。
編集者さん頑張ってください。
400話目くらいから、誤字脱字の頻度が減りはするのですが、主人公の名前が(書籍での名前なのかな?)混同されていて、やはり読むのが止まる。
もはやこの作者の芸の1つでしょう。
7月追記
500話目くらいになると、かなり改善されて違和感を覚えないくらいに減りました。
かなり気を使っているようです。
カクヨムの有名どころはあらかた読み尽くしてしまい、何か読み応えのある長編をと探していたところ、この作品を発掘しました。
投稿開始が2年ほど前とあって、今読み始めると使い古され過ぎたネタが満載といった印象を受けます。
タイトルにもある「スタート地点がダンジョンの下層」と言うのが、ある意味この作品最大のオリジナル要素ですが、最初にもらったチート(装備含む)が強力過ぎて、チュートリアル以下の緊張感でステージを終えてしまいます。残念。
その後は「実力を隠したい」などと意味不明な供述をしつつ、結構やりたい放題でテンプレな物語が進んでいきます。
この作品、一番の魅力はハーレムがない事ですね。ヒロイン候補は複数いますが、性欲発散は商売女で済ませますw
皆さんご指摘の誤字脱字、そして誤変換は、確かにかなり目につきます。
文章力自体にも物足りない部分はあります。しかしそれ以上に、打ち間違いと思われる誤字が多すぎます。特に、話題にしてる相手や、話してる対象の名前を間違えたりするのは最悪です。
作者さんはおそらく、限りある時間で物語を早く進めるため、変換はIMEに任せっぱなし、推敲なんかほとんどしない性格なのでしょう。
投稿ボタンをポチる前に、自分が書いた文章を一度読み返す癖をつければ、この程度の些事は一気に激減すると思いますが、いかがでしょうか?
問題点がなく、説明も納得のいくもので使い勝手が良い設定や展開は、多くの人が利用するようになり、テンプレとして定番化していくものです。
ブラッシュアップされたテンプレ展開だからこそ、内容・設定に齟齬が出なくて済むし、作者様は勿論、読者も想像しやすかったりとメリットも大きいです。
ですが、多くの方がテンプレそのまま踏襲するのを「何となく」嫌がり、独自設定を進むという、一歩踏み外した行動を取られます。
しかしながら、テンプレを外れたからといって、細かく設定を詰めてくる人は意外と少なく、その独自性の部分が丸ごとツッコミどころになってる作品は珍しくありません。
そう、本作もその一つに挙げられるでしょう。
転生神がなんかやらかしたらしく、転生するところを「転移」することになります。
この時点で「転生神」の担当範囲逸脱してないか?という疑問が浮かぶかと思います。
唯一神だったり、創造神とかならわかるんですが、「転生」と細分化している職権を臭わせてますので仕方ないでしょう。
ダンジョン下層に飛ばされる前提なのに、即戦力ではなく異世界ライフが始まるぜ~!的なスキル構成に首を傾げる方もいらっしゃるでしょう。私がそうでした。
転生神さんは説明も碌にせず、主人公も聞かず、地の文さんも解説してくれず、置いてけぼりで進んでしまったので今後どうなるのか読めません。
俺TUEEEEになるのは確かなのでしょうが…
ダンジョン下層に~って事で、「ありふれ」よろしく最下層に女の子が封印されてたり、ハーレムを作ったりもあるかも知れません。
では、私も先の展開を楽しみに読み進めてみようと思います。
ネタがあればこちらに追記していきます。