第6話 のりもの

俺達は、カフェの皆に一時の別れを告げ再びジャングルに降りた、するとかばんが「そういえば、移動方法はどうしよう」と言った、俺はそれに対して「確かに、ずっと歩きだと疲れるもんな…ラッキー近くに何か乗り物か何かあるか?」と聞くと「マカセテ ケンサクチュウ ケンサクチュウ」ピリリリリリと検索を開始した「へぇ?そんな事もできるのか?」と兄が言う

そして検索が終わり「チカクニ ガレージガアルヨ」と言われたので見回してみると目と鼻の先に中型のガレージがあった、そしてシャッターをかけると…バス?にしては小さいががっしりとしたいい車があった、俺はラッキーに「これは?」と聞くと「コレハ ジープトイウ ノリモノ ダヨ、ムカシパークデツカワレテイタンダ」と説明された、側面を見るとJAPARI JEEPと文字が刻まれていた、かばんは「ジープですか、初めて見ました」と、サーバルも「バスとどう違うんだろう?違うのは形だけだと思うけど。」と興味津々の二人に兄は「このジープと言うのは、俺達の居たとこでも普通に乗り物として活用されていて人気が高い、理由は、"どんな道でも"この大きいタイヤとここに付いてるスプリングのお陰で走れるんだ」と補足を加える、すると「すごーい!走り放題なんだね!」とサーバルが言うとかばんが「すごいですね、バスとはそこまでの違いが」と…皆さんここで何か気づきませんか?先程から誰かが抜けている気が…そう!前回までいたはずのフェネックとアライさんです。実はアライさん、かばんから料理を教わったらしく、今日からカフェでスイーツ作りに励みレシピと道具は全てかばんが用意したらしくフェネックもそれに付き合うと言っていた。

まぁ、向こうも店員が増えたから大喜びだった。アライさんも「料理が上達したら、かばんさん達に振る舞いに行くのだ!」と言っていた、まぁこれでまた仲間が減ったがかばん曰く、アライさんは一度カフェで働きたいと言っていたらしいからまぁ、結果オーライだろう

さて話は戻るが、先程かばんが「バスとはそこまでの違いが」と言うとラッキーが「ソウダキョウハ ヒロアキガウンテンシテミルトイイヨ」と言った、確かに俺達は免許は持ってるその証拠に今胸ポケットに入ってる免許取り出し「これをスキャンして俺達はを暫定パークガイドにしてくれ。」と言うと「マカセテ、スキャンカイシ」ピリリリとスキャンを始めピーン「スキャン カンリョウ ヒロアキトハルアキ ヲ ザンテイパークガイドニセッテイ ケンゲンヲ フヨ シマス」と言った俺は「早速だが、フレンズとの干渉禁止令を解除してくれるか、あとカタコトだと聞こえにくいから音声変えてくれ」と言うと「了解、これで良いかな?それから干渉禁止令も解除したよ」とかなりしっかりした喋り方にちなみにラッキー曰く、かばんにもパークガイドの権限を付与したらしい、ということは今は暫定パークガイドがこれで三人か、まぁ取り敢えずこれでサーバルが暇になることは無いだろう、そして俺は「さて、皆乗ってくれさっき言った通り俺が運転する。」とジープに乗るよう言った、俺はエンジンをかける、ブォォォンと野太い音のエンジン音がガレージに響く、さて燃料は満タンだ、因みに助手席には兄さんが、そして後ろにサーバルとかばんだ、俺は「サーバル、ラッキーに何か話してごらん」とサーバルに言った。そしてサーバルは「えっと…じゃあ、ボス今日もいい天気だね!」と話すと腕ラッキー「そうだね、サーバル今日はお出掛け日和だね」とサーバルに応答した、これによりサーバルの話し相手も増えた、それはさておき俺は「次に向かう地方は?」と運転をしながらかばんに聞くと「次は砂漠地方です、きっと暑くなるので暑さ対策をしてください」と注意を促すが俺は「その点は安心してくれ、そのために乗り物には必ずクーラーが付いてる」と言いながら手元の電源を回すと、フォォォと涼しい風が流れ込む、すると二人とも「「涼しい~」」と声を揃えて言った、

サーバルが「これなら、砂漠でもへっちゃらだね!」言った かばんも「すごいですねジープ。」ととても喜びの声をあげていた、そして砂漠に入った燦々と照り付ける太陽

、ガソリンを撒けば発火しそうな暑さの中でも俺達は、ジープでクーラーの中ドライブをしていた、すると洞窟のような空洞が見えてきた、かばん曰くそこからバイパスに入れるらしいので俺はその中にジープで入ってみた、するとかばんの言う通りそこはバイパスに繋がっていた。取り敢えず暑さの心配は無いのでクーラーを消してライトを灯した、そしてその奥にしばらく進むとかばんが「あ、ここです」とあるゲートの前で言った、そこには"砂漠の巨大迷宮”と書いてある…取り敢えず俺達は、ジープから降りその迷宮に足を踏み入れた。



果たして中に待ち受けているものとは

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