第5話 ルート決め

翌日、俺と兄さんは早く起きたので下の階で朝の紅茶を嗜もうとしたが先客が居たようだ「ねぇ、ヘラジカ~次はどんな勝負が良いと思う?」「うーむ、こんな時にかばんが居れば良いのだが、ライオンは何か思い付かないか?」…どうやら勝負の模索中のようだ俺達はカウンターで飲むかと思いカウンターの椅子をガタリと動かし座ると、二人の視線はこちらに向いた、後ろからズキリと痛むような視線がした。

俺達はそちらを見るとあの二人と目線が合ったすると片方の金髪の鬣を意識させる髪型の女性が「ねぇ、私はライオンよろしくね、君達見掛けない顔だねどこから来たのか教えてくれるかな?」と気軽な感じで微笑み話しかけてきたので

俺は「そうか、よろしくな俺はパークの外から来たヒトのヒロアキだ」「同じくハルアキだ」と自己紹介をした…すると次に黒いセーターを着た女性が「よろしくな、ヒロアキにハルアキ、私はヘラジカだ」と手を差し伸べて握手を求めてきたので

俺達はも「あぁ、よろしくなヘラジカ」「こちらこそよろしく」と握手を返す。

そして俺は、二人に先程の話を聞くとライオンが「そうなんだぁー、実は良い勝負が思い付かなくてねぇー」と鬣をワシャりとひとかきしたそれに続きヘラジカも「ヒロアキ達もかばんと同じ人なんだろう?何か良い案が出るのではないか?」と俺に答えを求めた

俺達は、少し危ないかと思いつつこの案を出した「的当てゲームなんてどうだ?」とすると二人は「「的当てゲーム?」」と…そこで、皆が降りてきた真っ先に気付いたのは「あ!ヘラジカさんにライオンさん!お久しぶりです。」かばんだった、すると二人は「「かばん!!」」

と声をあげた、二人はかばんがここに居ることは知らなかった、取り敢えず二人には"的当てゲーム"の基本ルールを教えるとしよう

俺達はカフェの外に出て、俺は専用の的を用意した横に得点を表示する電光得点判を設置したそして二人のゲーム説明に入る…

俺が「まず、注意事項としては周りに危険な物が無いか確認をするように、そして確認をしたらこのハンドガンにマガジンをセットする、そして弾を装填する」ガチャ そしてそれに続き兄も「もうこれで引き金を引けば弾は出るから、決して他のフレンズには向けないように、そして必ず銃口は的に向けたまま、そして使って良いマガジンは一個までとする…的は20m先のあれだ、真ん中に行くほど得点が高くなる外側から、10点、30点、50点、70点、そして真ん中は、90点だ全弾撃ち尽くして得点の高い方の勝利とする得点はあの電光判に表示される…以上」そして勝負が始まった一応消音効果のサイレンサーを付けたハンドガンの装弾数は15発だ結果が楽しみだ。



結果はライオンは、外れが2発、10点2発、30点5発、50点5発、70点1発、90点0発の

の合計490点と中々の腕前だった、対するヘラジカは

外れは3発、10点1発、30点4発、50点が4発、70点が2発、

そして90点が1発の560点とライオンに70点差で勝った。

ライオンは「負けたなぁ、ちょっと衝撃が強いけど、慣れればきっと楽しいねー!」とご満悦の模様ヘラジカも

「うむ、そうだな!コツは掴めた!二人共後でへいげんに的当ての会場を作ってくれぬか!」と頼み込まれた俺は

「あぁ、作ってやるさ!」兄は「その時にまた説明が必要そうだな?」「うむ!よろしく頼む!」とヘラジカが言った、そして俺達はヘラジカ達に一時の別れを告げ、全ての道具を片付け中に戻った。

そして俺は「お待たせ、二人に新しい勝負を教えてたんだ」と言うとかばんは「どんな勝負ですか?」と聞かれ俺は「少し危ないかと思ったんだが"的当てゲーム"と言う勝負で銃を使うんだが一応基本的なルールは教えておいた。」そして兄も「あとで平原に会場をもうけてくれと頼まれた」と言うとかばんは「そうですか、まぁあの方達ならきっと覚えが早いので大丈夫でしょう。」と言ってくれた、その後俺達はこの先どう行動するかを決める「まずは、ジャンルをでて砂漠ちほーを目指します。それから地下のバイパスを通っていきます、そうすると湖畔に出ますがその前に地下迷宮に寄りましょう、そこにもフレンズさんがいるので」と話すがふと気になり兄が「凄いな、まるでこのパークを全て知っているみたいだ」と言うと「はい、実際僕はもうこのパーク全てのちほーを回りましたから」と言うするとアライさんが「突然だけど、アライさんはここでお別れなのだ」と言い始めた、俺達は気になり「何かあるの?」と聞くとかばんが「実は、僕が教えてあげた料理を皆に披露してあげたいらしくて」と説明してくれた。

すると兄が「料理か、確かに食べるより食べてもらう方が気持ちが良い事もあるからな、よく言ってくれた、俺達も応援してるよ」そして俺も「皆に喜んでもらうことも大事さ、だから気にしないで?」と言ったすると「ありがとうなのだヒロアキさんハルアキさん!」と礼をいわれた。そして俺達は話題を戻し

話し合った結果・さばく→こはん→へいげん→としょかん→みずべ→ゆきやま→ろっじの順で行くとのこと、さてルートは決まった、俺達は最後に紅茶を頂きカフェを出る。

俺達は「じゃぁな、アライさん、フェネック」兄が「皆を喜ばせるように頑張れよ!」サーバルが「それじゃあ、頑張ってね!アライさん!フェネック!」かばんが「きっとやればできますよ!自信を持ってくださいアライさんフェネックさん、もしもの時はフェネックさんお願いしますね」と言うと二人も「皆、応援ありがとうなのだ!アライさん頑張るのだ!」「任せてよ~私とアライさんは~二人で一つだからね~」と返す。

俺は「アルパカさん、またいつかここに来させてもらうよ、あなたの紅茶が気に入った!」と言うと「ふぁぁ~!ありがとうにぇ、どうぞいつでも来てもらっで良いよ~↑」と相変わらず癖の強い喋り方に可愛いと思ってしまったのは内緒←結構ツボだったりするや~つ!

まぁそんなことは良いとして、俺達はその場を後にしてジャングルに降りるのだった

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