エルフの王国20 冒険者の巻 後編
ここは冒険者ギルドの建物の内部にある広場です。ギルドの建物はロの字の形になっており中央の部分が庭になっており、審査用の設備が置いてあるみたいです。
「それでは、審査を始めたいと思います」
受付嬢が言いました。
「あれ受付は……?」
「受付は別の方がやっていますので問題ないですよ」
「じゃあ僕が見ているから言うとおりにやってね。まず基本の魔法が使えるか見るけど、どの魔法を使うか決めてね」
「最初は
流石にこの建物壊した行けませんよね……。
「んー。
「そもそも第一階梯とは何でしょうか?」
「ん?そこから説明する必要があるかい」と言いながらルエイニアは樽から勢いよく飛び降ります。
「どう説明したらいいかな……。元素魔法には難易度に合わせて階梯が整理されていて、
「よく分からないのですか?」
「使えないる人がほとんど居ないからから第八位階以上は整理されていないんだよね……」
「それで第一階梯の魔法は何でしょうか……それが分からないと魔法が使えないのですけど」
ルエイニアは人差し指を少しの間、空中で回してから提案します。
「それで取りあえず第一階梯の魔法を言っていくから使えそうなのから唱えてみるのはどう?」
「ではそれでお願いします」
「それじゃ武器を強化したりする魔法は使える」
「強化魔法は時間がかかりますけど良いのでしょうか……」
「それはどれぐらいかかるの」
「えっと、剣に魔法を込めるなら
「それって第一階梯の魔法じゃないよね……。しかも元素魔法ではなく
「ん?元素魔法も付与魔法も下代魔法ではないのですか……」
「いや元素魔法と付与魔法が同じ括りだとは聞いたことが無いなぁ。付与魔法は
あれ、普通に使いませんね。
「それじゃ、もっと基本の魔法かな。光を灯したり、火を付けたりとかはどう」
「火は付けられますよ。これに火を付ければよろしいですか」と近くの小枝に火を付けてみました……。
「……もしかして今の無詠唱なの。普通はこうやって呪文唱えないかな〔ヴェナリニュイ〕」
ルエイニアも対抗して小枝に火を付けます・
「え、呪文いらなくありません」
そもそも今のは里の言葉で〔火を付ける〕と叫んでいるだけです。魔法を使うのにいちいち言葉は叫ぶ必要は無いとおもいます。
「しかし無詠唱が使えるとなると最低でも
ルエイニアがそう叫ぶと大気中の
爆散した音と煙が庭に立ち込めます。
「あのーその魔法はさすがに建物が壊れませんか」
「ああ、この庭には僕が結界を張っているからこれぐらいなら大丈夫だよ」
そういえば庭に入るとき魔法結界が感知できました。内側から外側に力を抑え、音や力の衝撃を和らげるタイプの様です。
「それでは、私も遠慮なく魔法を投げつけれられます……えっとこうですか?」
火の球を爆発させる魔法を試してみることにします……ルエイニアを見よう見まねでまねしてみます。まず周囲の魔素を体内に取り込み蓄えていきます。一呼吸するぐらいで十分な量が取り込めました。意識を左の手のひらに集めて火の球を作りだします……上手くできたようです……最後に出来たばかり火球に魔素を注ぎ込み結界を壊さない程度に威力を高めていきます。
「それ……」出来た火の玉を空中に投げつけると虚空の中でそのはじけ飛び、衝撃音が響いて地面が揺れます。受付嬢が耳を塞いでいます。反響音も考慮しないといけなかったようです。
「少し強すぎたでしょうか」
「えっと……第三階梯の魔法も無詠唱とか少し無いんじゃないのかなぁ」とルエイニアは言っています。
いやでもギルドマスターは里の言葉でなにかしゃべっていただけですよね。それは呪文とは流石に言えません。
「そうなると第五階梯も使えそうだね。ここの結界が壊れるから試さなくても良いよ。それに魔法は本職では無いからこれ以上は本職を連れてこないちお行けないからなぁ。まぁ魔法使いとしては暫定位階10かな。今審査しているのは魔法剣士の審査だから参考程度だけど」
「魔法は10にしてもよろしいのですか」
受付嬢がギルドマスターに尋ねております。
「不本意だけどそうするしかないよね。それじゃ僕は一度仕事に戻るからアルエシアは戦士の審査の方をよろしく」
「それでは少しお待ちください。戦士の審査が出来る方を探してまいります」
受付嬢の名前はアルエシアと言うそうです。
しばらくするとアルエシアが戻ってきて顎に髭を伸ばした耳の丸い男が連れてきます。どうやら人間の様です。
「戦士の担当は、偶然シルヴァさんにおあいしましたのでお願いしました。人間ですけど歴戦の戦士で位階10を超えています。下手なエルフでも剣技では叶いませんから」
「そういや、さっきは大きい音がしたけど、お嬢ちゃんがやったん」
「少し加減を間違えまし」と頭をかいております。
「いや防音障壁を突破するとは中々の逸材だな」と笑っております。笑え声が耳に響きます。
「それではシルヴァさん戦士の審査をお願いします。それではここにある武器を選んでシルヴァさんと打ち合いをおこなってください。ここにあるのは模造品なので安全ですが全力で打ちかからないでくださいね。流石に力に任せて殴ると大けがしますので、力は加減してください。それではフレナさん準備が出来たら声かけお願いします」
「あの受付嬢さん。剣と弓は自前で持ってきたのですけど、それを使ってはいけないのでしょうか」
「あくまでも入会審査ですのでそこにある武器をお使いください」
とはいいましても、そこに置かれているのは棍棒、短剣、長剣、幅広剣、両手剣、槍と言った武器がずらり並んでおりますが、すべて木で出来ています。槍などは先が丸めて布が来るんであります。木でも尖らせたら十分危ないですし狩りにも使えますね。これを強化すれば竜ぐらいは倒せてしまいますから……これぐらいはしないと危険なようです。
置かれている武器を持ち比べてみましたが持ち込んだ武器より全部重いです。これだけ重い武器はあまり使いませんが、ここは剣一本で行くことにします。そこで木で出来た長剣を選びます。そうしている内に庭の周りにパラパラと人が集まってきました……。さっきの音が大きすぎたようでそれに驚いた人達がどうやら見に来たようです。
長剣を片手で持つと構えを取ります。
「ほぉ不思議な構えだな。自己流かい。しかし片手剣なのに盾は使わないのかい」
「盾は邪魔なので要りません」
「そりゃ魔法剣士なら盾は返って邪魔になるかもなぁ。まあ少し打ち合ってみれば実力は分かるけどな」
剣士の男は感心しながら両手剣を構えます。
「それでは行くぞ」
剣士が真っ直ぐ飛び込んできます。止まって見えるので左に一歩身体をずらします。剣士の振った剣は宙を切り、一瞬驚いた顔をして首を振ります。
「いや偶然かわしただけだろ……。かわしてたら実力が分からん。ちゃんと剣を受けないと駄目だぞ」
止まって見えますから仕方ないのですと言いたいところですが剣士が何度も打ちかかって来ましたがやはり剣筋が止まっているので半身を翻すだけで十分な様です。
「ほぉ、じゃあこれはどうだ」
剣を横なぎしてきました。飛べば交わせる所ですが結界の高さが少し低いので飛びすぎたらぶつかってしまいそうなので後ろに避けることにします。後ろに過ごし下がると剣士の剣が宙を切りした。
「っていうか嬢ちゃん剣士ではなくて斥候むきじゃないか……さっきから一度も打ってきてないよな。魔法使いと斥候の上位職といえばここのギルマスがそうだけどさぁ……確か隠密だったか……そっちの方がいいんじゃね」
「いえ、あくまでも魔法剣士を目指しますので」
「じゃあ、その剣は飾りじゃないことを見せてみるんだな」
シルヴァは両手剣を構え直しました。実は、この木の剣、重いのであまり振りたくないのですが一度だけ試すことにしましょう。
「では行きます」
「さあ来い」
剣士が飛びかかってきたところに剣を投げつけます。それはシルヴァの大剣すり抜けそのまま顔面にあたります。顔面で剣を受けたシルヴァがその場にうずくまっています。
「あたりました」
「おい投げるものじゃないだろ。やはり剣士ではなく斥候むきじゃないかなぁ」
髭の男は、胡坐をかきながら腑に落ちない顔をしています。
後ろの方がざわざわし出して「あのシルヴァが手も足も出ないぞ」と言う声が聞こえてきます。
「あの、あくまでも戦士の審査なので、奇襲とか奇策と言うのは違うかと……」と受付嬢が言っています「それでシルヴァさんどう思います」
「んー今のを剣士としてみれば1か2だよな。だが斥候として見るならかるく10超えてるだろ。こいつ」
「……だそうですがフレナさんどうします」
「次はちゃんとやりますので審査のやり直しをお願いします」
「では、シルヴァさんは自信喪失なされている様なので別の方を……軽戦士の方がいいでしょうかね。あのーここにいらっしゃる方で審査に付き合ってくれる方はおりませんか」
後ろの方がざわざわとしますが「とてもじゃないけど無理」「いや俺も無理だ」などと言った声が聞こえてきます……。
「んー、困りましたね」
「ほほ、それではわしが相手するかな」
すると白い髪と髭のしわくちゃな人間さんが現れます。
「あらゼリウス翁、
「ほほ、少し野暮用でこちらに用事があっただけじゃな」
「あの人間の老人はゼリウスさんと言いまして昔は凄腕の剣客だったらしいです。今は指南役を為されているとかたまにこうしてギルドに顔を出してくださるのですが……」
「ほほ、アルエシアよ後ろが隙だらけじゃぞい」と老人が受付嬢のお尻を触ります。
「このように手癖が悪い残念な方で……」と受付嬢が老人の手をはたきながら言います。
「それじゃいくぞい」
老人が反り身の木刀を手に取るとそれを両手で構えます。見た目とは異なりさきほどの剣士よりは素早そうながしてきます。今度はちゃんとやらないと行けないので相手するしか無いようです。
「それでは行きます」
私も片手で剣を構えると老人の隙を見定めてみます。ところが隙が見当たりません。ただいま攻めあぐねております。老人は飄々としながら攻撃の機会を窺っています。空気が張り詰めています。周りで見ているギャラリー達は静かにその様子を見つめているようです。時々「これは先に動いた方が負けるな」と言う言葉が聞こえてきます。
それならば精霊を感知するときの様に体内の感覚器官を研ぎ澄ませていきます。感覚器官を前回にすると目をつぶっていても老人の動きが分かります。そうやって老人の動きを感覚器官で凝視していくと徐々に少し先に起こりそうな動作が見えてきます。しかし相手はあくまでも隙を狙っているだけの様な感じなので一度仕掛けてみます。
剣を上に上げると真っ直ぐ切り込みます。当然ながら老人は一歩横に動いて剣を避けてきます。次に老人は足を
「思い切りが良いが隙だらけじゃな」
次の瞬間、老人が一気に木刀を振り下ろします。横から隙を狙うつもりだったようですが、切り裂いたのは私の残像です。私は、老人が木刀を振り下ろした瞬間、素早く老人の後ろに回りこんで剣のひらで後頭部を叩きつけます。
「これでおしまいです」
「おお、こりゃ一本取られたわい。もう少し若ければこんな簡単にやられわせんけどなぁ。しかしお主一体どこで鍛えたのじゃ……」
後頭部を手で押さえながら老人は飄々な感じで答えます。
後ろの方からは歓声と共に「あのゼリウス翁から一本取りやがった」などと言う声が聞こえます。
「剣は里の方で少しかじっただけですし、たまたま運が良かっただけではないでしょうか」
この老人は人間さんですから恐らく100年も修行してない訳で、それでこれだけの腕を極めているのは素直に凄いと思います。それは気配だけも十分伝わります。先の動きが読めなければ負けていたのは恐らく私の様です。少なくとも私は100年は剣の修業をやっているわけで、人間さんは100年に匹敵する時間を数十年……おそらく太古に勇者と言われた人間は数年でそれを会得できるのかも知れません。修業の密度がかなり違うのではないでしょうか。人間の修行法と言うものを一度研究するのも面白そうです。
「まぁ、そうじゃろな」と老人が高笑いします「油断していなければこんな簡単にやれわせんわい。まぁこれなら十分、位階10はあるじゃろ」と老人は受付嬢に向かって言うと飄々としながら受付嬢の横を通ってその場を後にしていきました。
「あ、ゼリウスさん、また何かかすめ取っていきましたね。今すぐ返してください!!」
「ほほ、今から南の方へ仕事じゃわい。そこに来たら返してやるわい」と言うとゼリウスさんはそのまま立ち去ります。
その後、受付嬢の叫び声が庭の中に響きます。
「んん、それではフレナさん。最後の審査に入りたいと思います。最後は魔法と剣の連携です。やはりこのテストはギルドマスターさんに見て貰うしかないですよね……」
「うん、僕もそう思うな」
いつからいたのか知りませんがアルエシアさんが突如現れました。
「フレナさんは新人にしては腕が良すぎるねぇ。どこかで経験があるのかな」
「いえ、里で少し手ほどきを受けただけです」
私などまだにわかです。剣技に関しては姉には全く歯が立ちません。それから剣を振るう機会ありませんし剣の腕はかなり鈍っていると思います。
「最後は魔法と剣を組み合わせて上手く戦う審議だけど、まぁ普通の魔法剣士は、木の武器に強化魔術をかけて、そこにある藁人形を切り倒したりして審査するんだけど、フレナさんは強化魔術は使えなくて、使えるのは付与魔術だよね」
「まぁそうですね。物を軽く魔法とかは使えませんし……」
「物を浮かす魔法ではなく軽くする魔法なの」
「浮かすことなら出来ますけど、軽くする事が出来ないんです。それで重い荷物を持ち運ぶのが少し大変でして」
「それなら浮かして運んでいくとか疑似空間収納とか使えないかなぁ」
……そういえば見落としていました。精霊魔法で精霊界と門をつなぐように疑似空間に門を開いてそこに物を収納する事ができる魔法があるのです。その魔法は人と結びつけられているのでどこに居ても出し入れ可能と言う優れものです。ただ一度も使ったこと無いのですっかり失念しておりました。これは後で調べようと頭の中にメモしておきます。
「じゃあ、剣と魔法を同時に発動させる事は出来る?」
「はあ、それなら可能です」
着火の魔法を強化して木の剣にまとわせます。剣の周りに炎がまとわりつきます。しかし、そのままにしておくと木が燃えてしまうので簡易結界で覆って剣が燃えない様にしてあります。ただそうすると火がすぐに消えてしますので大気中の魔素を集めて炎に供給し続ける必要があります。
それから炎を剣につなぎ止めて起きます。
「こういうのはどうでしょうか……」
「わ、流石に炎の剣とはこれと戦いないなぁ。しかしこれ即興で作ったの」
「ええ、今思いついた事を具現化してみました」
「これも無詠唱でやったのかい。念の為に確認するけどインチキしてないよね。例えば魔法の剣にすり替えたとか」
「いえいえ、確かめてみます」
「それそのままだと危ないよね。フレナさん燃える剣をこちらに向けるのは辞めて欲しいな」
アルエシアさんは慌てて後ろにさがります。
「そうですね……気を付けます」
「アルエシアさん見ての通り先程そこにあったただの木の剣ですけど」
魔法を解除するとただの木の剣に戻ります。それをアルエシアさんに渡します。
「……確かにただの剣だな」
アルエシアさんは剣を受け取るとじっくりそれを眺めてみます。周囲の魔素の流れをみるに付与魔術がかかっていないか確認しているようです。
「確かに問題ない」
「それで、ギルドマスター、フレナさんの魔法剣士としての暫定位階はどうなるのですか?」
受付嬢が尋ねます。
「うーん……魔法使いが10、剣士が10、連携も10だから、10にするしかないよね」
「ギルドマスター、登録時に位階10は前例がないのでは無いんですよ。確か5か6と言うのは居りましたけど、どう扱えばよろしいのでしょう」
「これでもギルドの規程で10が最高だからそうしているだけよ。ここではそれ以上は調べようが無いだけんだよねぇ。まぁ暫定位階10で良いんじゃ無いかな。どうせい位階が確定するには依頼の結果をみないと行けないわけだし」
「フレナさん、今から暫定位階10で書類を作成しますので、契約書の文面をお読みいただき署名をお願いします」
後ろの方からは「位階10だってよ。俺まだに6にも到達してないんだけど……どうすればあのレベルに到達できるんだよ」などと言う声が聞こえてきます。
「それではこちらへどうぞ」
受付嬢に二階の部屋に通されました。
そこで書類に目を通し、いくつかの書類に署名をしました。そうすると仮ギルド章を貰いました。
「ほぉ白色なんですね」
「いえいえ、位階10なので白色なだけです。位階5までが黒、6から10が白、11以上は緑、青、赤、灰、銀、金と位階に応じてその章の色は変わります」
次に依頼を受けないと行けないようです。暫定位階はあくまで仮のもので依頼をいくつかこなして正式な位階が確定できるそうです。そして正式な位階が得られないと職業証明書は出ないらしいです。
つまり依頼を受けないと行けない様ですそれも難易度高めの奴です。依頼には★が書いてあるので取りあえず★5個ぐらいの奴を探せばよいのでしょうかねぇ……★1−2は大丈夫だと思いますが、それ以上は最初に受けるのは辞めてください。魔法剣士ての
そこで一階の張り紙を見ています……
……
これとかどうでしょう。今私は、一枚の依頼に釘付けになっています。
〔荒れ地の大サソリの群れ退治〕と言う依頼がまだ残っていまして、これには★が10個書いてあります。この依頼が受けたいところです。★3だと大鼠やゴブリン退治ぐらいしかありませんけど……。
黙考していると後ろから声がかかります……。
「フ……フレナ様、ここ……で何をし……ておられるのですか」
「あれ、エレシアちゃんではないですか……今日は実家で用事では有りませんでしたか?」
「実家……の用事でこ……ちらの方に来ていたのですが、先程……大きな音が聞こえまして、そこでそちらの……方に行ってみると、『今度の新人は凄いぞ』と人が集まっ……ていたので、もしかして……フレナ様かと思いまして……」
「それで人が居なくなるのを見計らってからギルドに入ってきたと言うことですね」
「え……え……」
エレシアちゃんと考えることはお見通しなんです。
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