第3話食感 食感

「ズか・・・ずいき!」


「うんうん、里芋とかの茎ね! あの食感、最高」


「あれこそ優しい食べ物かな」


「そうだね、噛んだらフカッって感じ


近いものはマシュマロ? 麩? 」


「でもマシュマロにしても麩にしても


味付けが濃くても大丈夫だけど」


「そうね、ずいきに濃い味はちょっと


想像がつかないかな」


「き、き、じゃあ食感つながりで


きゅうりとタコの酢の物! 」


「王道中の王道! でも最近タコが


高くなったような気がする」


「なんでも世界がタコのおいしさに


気が付き始めたんだとか」


「おー、だということはタコの産地モーリタニアで


スペシャルたこ焼きが生まれそうな予感」


「ありえるんね」


「の、の ノビル! 」


「え? なに? 」


「野草、ねぎの一種だよ、小葱だね。根っこが


膨らんでて基本的には、根を食べる


らしいんだけど、ねぎとしても使える」


「珍しいの? 」


「いやいや、何処でもある、ありすぎて


誘惑が」


「とっちゃダメなの? 」


「大丈夫なはず、つくしみたいなものだけど


そのね、道路の際なのでワンちゃんがねー」


「ああ、その点は要注意だね


る、る、ルイベ! 」


「アイヌの知恵だね。すごいよね、鮭の寄生虫が


凍らせたら死ぬってわかってたんだから」


「そうだね・・・私ルイベ好きだから


感謝、感謝です。でもそこに至るまで・・・」


「犠牲者が出たと考えるべきですね・・・


べ、べ、紅あずま! 」


「ああ! 焼き芋最高においしいよね!


あのねっとり感、大好き!」


「最近本当に甘くておいしいサツマイモだらけだね」


「日本の品種の改良ってすごいよね、今度は


どんな芋が出てくるのか楽しみ


ま ま、か 麻婆豆腐、春雨! 」


「出たね! 究極の合わせ技! 」

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