第34話【Dinner&Result】

「じゃ仕事の無事完了を祝して」

「「「「「かんぱーい!!」」」」」

「かんぱーい」


八仙飯店にて夕食ついでの仕事完了の祝賀会を行う事になったギルド一同とでぶ妖精

大人はビール、未成年はサイダーで乾杯した後に料理に舌鼓を打つ


「蒸し餃子ですか、旨いな」

「ニラレバで御飯が進む進む」

「いやー本当に美味しいですね、カトラリーさんありがとうございます」

「イイってイイって、こっちもちょっと酒入っているし」

「呑みながら作ってるんですか!?」

「何言ってんだ作りながら呑んでるんだ」

「ええー・・・」

「はい、チャーハン、豚の角煮、豚玉、餃子、焼売、春巻きお待ちィ」


コモンズが一気に料理を運んで来る


「凄いバランス!!」

「ウチの婿殿はすげぇだろ!!」


そんなこんなわいわい料理を食べ進めて来た


「おいしいにょー」

「おでぶちゃんも沢山食べられて良かったね」

「にょ!!あ、ビール御代わり」

「おでぶちゃん未成年じゃなかったのか・・・」

「あ、やっぱり紹興酒で」

「通!!」


一しきり食べ終えた後でハックが気になった事を聞き出した


「そういえば店主、ウチのギルドマスターと如何言った御関係で?」

「昔の常連客だよ、昔はもっとガラの悪い土地で商売していた頃に良く来てくれたもんだ」

「へぇ・・・そうなんですか」

「あの頃は彼もまだまだ若者でねぇ・・・いやぁ懐かしいもんだ

そうそうコモンズが言っていた職を斡旋した親切な魔法使いって言うのも彼だ」

「興味深いですねぇ・・・」

「おっと油淋鶏揚がったよー」

「はい」


テキパキと料理を運んでいくコモンズ


「流石は元勇者、体幹や動線にブレがない」

「ははは、昔取った杵柄って奴ですよ」

「あ、そうだ皆、ちょっと話し合いたい事が有るんだが良いか?」


キョクが真面目な顔で話を始める


「どしたのよキョクさん」

「ちょっと酔いが回ってるんであんまりシリアスな話は無理ですよぉ」


カホルと酔いが回ったトーホクが茶々を入れる


「今回の報酬の26G、如何分ける?」

「5等分で良いんじゃない?」

「でも私達役に立ってないわよぉ、役に立ったハッ君とキョクさんが

端数の6Gを二人で分けて、20を5で割るって居るのは如何?」

「いや私は今回右往左往していただけだし2Gだけで良いや」


ポートが慎ましく遠慮する


「じゃあポートちゃんの余り2Gを更にハッ君とキョクさんで分けて8Gを二人で分ける感じかしら?」

「つまり俺とキョクさんは8Gでトーホクさんとカホルさんは4G、ポートは2Gと言う事か?」

「そゆ事」


今回のリザルト

8G

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