JK工作員はド派手なミッションに立ち向かう

文部科学省就学児童学内凶悪犯罪特別対策室、通称「がくはん」に所属する女子高生・真宮ひかりは、護衛任務のため成田空港を訪れる。だが、そこで彼女を待ち受けていたのは正体不明のパワードスーツだった。

ステルス機能を備えてどこからともなく現れて銃火器で周囲を血の海に変える正体不明のこの機械。
その正体は何者か? そしてひかりはこの殺人兵器から護衛対象の少年を守り通すことはできるのか?

普段は女子高生でありながら、プロの工作員として任務を冷静に遂行するひかりのキャラが非常に素敵。
追跡を避けるためにスマホを気軽に持ち歩かないというプロ意識の一方で、そのせいで友人からレスが遅いと言われてるのをちょっと気にしてたりするのが良い。
しかし本作でそれ以上に注目したいのが息もつかせぬアクションの連続だ。

冒頭から空港で派手に銃撃戦が繰り広げられたと思ったら、そのまま高速道路でのカーチェイスに突入し、その後も謎の尾行者と戦ったり、寮の屋上からダイブしたりと、あらゆるシチュエーションで様々なアクションが次々巻き起こる。
ハリウッド映画の派手なアクションが好きという方には是非お勧めです。

(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=柿崎 憲)