第27話 政敵ってすてき

第27話 二人は政敵

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885865629


 デイミオンとリアナが、王位をめぐってお互いに根回しをしてのぞむ五公会。

 PVが少し減りだす回なので、タイトルをわかりやすく「五公会・二人は政敵?」にしてみた。ともあれ、この回は一部でぜひ書きたかった「政敵としていがみあう男女(恋人未満)」の話なので、これが合わない、という人は今のうちに「そっ閉じ」してもらったほうがよいのかも。


 シリーズを通しての敵対関係は放棄してしまったが、いいですよね、政敵。実は親世代にも「エリサVSマリウス(イニ)」という政敵関係があったりして、どんだけ好きなのよという話だ。(大好きです)


 リアナはお風呂であれこれ考え、デイミオン以外の味方を確保しようと動いた。なぜ身内のメドロートじゃなくエサルだったのか? このあたり、したたかで戦略的に書けているといいんですが。


 してやられたデイが歯ぎしりしているのもかわいく(歯ぎしりはしてないか)、お気に入りの回。

 本当は、エンガス卿には「真の悪役」として物語を裏から翻弄してほしかったのだが、そういう筋の通った悪役ぶりを発揮させるようなプロットが描けず、残念。エサル卿の悪役ぶりに隠れ、後半はけっこう空気である。病弱だし……。


 ただ、五公会の採決が「挙手」っていうのが、絵としてすごい地味だな、とは思った。

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