第15話 ハートレスの設定について

第15話 〈ハートレス〉

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885850244


 この回で、フィルバートが竜の心臓を持たない〈ハートレス〉である、ということが明かされる。


 竜族は、彼らは当たり前にしゃべっているが、二つの心臓をもつ種族なのだ。つまり、この定義だと、われわれ人間は全員が〈ハートレス〉ということになる。(心臓はあるのに……。)


 といっても「心臓」というのは比喩表現で、〈竜の心臓〉というのはつまり古竜を制御するための装置。本来は科学技術だったものが、その文脈が失われて、ロストテクノロジーになってしまった、ということが、三部でちょびっと明かされる。(作中の登場人物たちにはわからない)


 兵器としての古竜を、その種類ごとに制御する指揮官と、それを補佐する文官や技官、医務官がいたのだけれども、長い年月を経て「ライダー」「コーラー」などという階級制度で区分されるようになってしまった。

 そうして、SFではなくファンタジーの世界になってしまったよ、ということです。


 自作語り楽しい!

(ちなみに今、自作のストロングゼロ=ウォッカ1 ソーダ2 レモン半分とともに語っております。微妙に不味い)


 そういうわけで、〈ハートレス〉にも存在意義はあるのだが、第一部ではそれはまったくわからないので、差別されたり偏見の対象になったりしている。


 こういう場合、ヒロインだけはそういう差別と偏見から無縁、という展開がお約束かなぁと思うが、リアナはそうでもない。〈ハートレス〉だったら嫌だなぁ、と第一章で言っている。

 

 でも、その「嫌だなぁ」という不安をちゃんと打ち明けていて、それがフィルの信頼に少しだけつながっているのかもしれない。


 デイミオンに話しかけるけれどガン無視されるリアナ、というのも見どころの回かも。リアナにだけ意地悪なわけではなく、誰にでもわりとこういう態度の男ですよね。


【追記】

 語るだけ語って、まったく修正してなかった。おまえは居酒屋でくどくどしゃべるおっさんか! おっさんかもしれない、ストロングゼロ飲んでるし。

 寝て起きて、お粥を食べつつ修正。わかりにくい比喩を削ったり、ハダルクをちょっと書き足したり。



 


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