第9話 デイミオン登場、でもデーグルモールについて

第9話 黒竜アーダル

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885846477


 アーダルと、デイミオンの登場回。

 この一匹と一人については後に譲るとして、同じく初登場のデーグルモールについて。


 「〈竜の心臓〉を使って古竜を駆るライダー」という存在を考えたとき、その負の存在=「〈竜の心臓〉が暴走した状態」というのが生まれるのが自然だろうという考えから、竜族のゾンビのような存在=デーグルモールが生まれた。


 デーグルモールを出すことで、人間と竜族の直接の対決を書かずに済み(いちおう)、物語がコンパクトに収まったのはよかったと思う。あとは、まあ、ゾンビものって好きなのです。


 ただ名前については正直考えきれておらず、「なんかそれっぽい」というハウスネームを拝借してしまった。(出典は、女性主人公大河ファンタジーの傑作『クシエルの矢』シリーズの悪役から)


 鳥のくちばしのような仮面は、ペスト流行時の医者の服装から。Plague doctor と検索すると出てくる、ダークゴシックな仮面の衣装。医者というよりは死神の格好だなぁ。(悪夢に出てきそう)


 あとは、今ひとつ伏線として機能していない気もするが、「詠唱なしの銃」という言葉も出てくる。〈竜の心臓〉というチート能力を持つ竜族は、テクノロジー方面に熱心ではなく、人間が発明した銃を『形だけ』真似した武器を使っている。そういう描写もちょびっと。


 難しい用語が出てくるし、ヘビーな展開なので、短めのエピソード。

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