第10話 キルヒアイスが死んだあとの銀英伝は読めていない

第10話 襲撃

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885846591


 しかし、ベルばらでオスカル様が死んだ後のお話は読めた。


 何が言いたいかというと、「序盤から人死にが出るというのは、やめておけばよかったかなぁ」ということ。


 これはもう、本当に、けっこう後悔している。


 この10話と次の11話は、リアナの育った隠れ里がデーグルモールによって襲撃され、里人たちが死んでしまう。(まさかと思いますが、このコメンタリーだけ読んでる人、ネタバレにがっかりしちゃだめですよ。そういうアレなんですよ、これは)


 4話でレモンについてコメントをもらったあと、次がたしかこの10話11話あたりで、「うわっみんな死んでる」(意訳)というようなコメントをいただいた。同じような趣旨のコメントが前後、いくつか散見される。


 登場人物が死んでしまうというのは、読んでいる側からするとすごくショックで、自分だってそれが理由で読みやめたりしてしまうのに、書いているときにはプロット上の都合でさらっと村を全滅させたりしてしまう。


 倫理的によくない、ということではなく(それもあるだろうけど)、読む人のためにも、「登場人物が死ぬ」エピソードは慎重に慎重に書くべきだったなぁと今は思う。


 じゃあ里が無事でリアナが旅に出るというプロットにできるかというと、それはもう、できないんですが……。


 あと、これは『ブラックドック・フェアリーテイル』を書いているときに指摘されて気づいたのだが、自分はこういうシーンをけっこうグロテスクに書く傾向もありそう。


 「登場人物が死ぬと読む人が辛い」についてはほかにも思うところがあるので、また書くかも。

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