殺意?

なんで人を殺しちゃいけないの?と

少年に聞かれました。

小学校中学年の好奇心に狂気を感じましたが、

僕は答えられます。


殺していいんだよ。


僕はやりたいことをやらないと気がすみません。

本を書きたい。って思ったら次の日には短編ができています。

作品を作りたいと思ったら、完成していないのに売り込み始めます。

旅をしたいと思う前に知らない駅にいます。


そんな僕がもし人を殺したくなったら?

はい。目の前の質問した少年を殺します。


では、殺してはいけないのか?を質問してきた少年は僕を殺すのでしょうか?

それは違います。


もし、そうだとすれば。

福本さん殺したいんだけどどうしよう。という質問になります。


本気で殺したい相手がいないのに、

大した頭も持ってないで大人を困らせるための質問。


何かをするときにはそれなりのリスクがあります。

パチンコがしたくなったときはほぼほぼ負けて帰ってきます。

競馬がしたくなっても、7を揃えたくなっても

僕はギャンブルが下手です。

他にも、本が書きたくなったらその日の打ち合わせはキャンセルします。

そうなると来月の収入が少し減ります。

自分で何かをしようとするとなにかしらのリスクがあります。

それを飲んだ上でしたいことをするのは間違いではないと思います。


なので、人を殺して、逮捕され、刑務所に入れられ、

自由を奪われ、普通の人間の扱いはされず、

自分の未来の宣告を待ち続け、挙句、明日生きているかもわからない。

もし、刑務所を出てこられたとしても、殺した相手の親族から一生恨まれ続け、

自分の心がどんどん弱くなっていき、学歴社会に生きていくこともできず、

ただただ生きていく。いや、生活を送るだけ。


その覚悟があるなら、僕を殺しなさい。


その決断をするならこんなちゃらんぽらんな僕なんかより、

社会的地位の高い人を殺しに行ったらいいと思う。

そう、板垣退助みたいな。


僕は、人に恨まれても気づかない人ですが、

というか、嫉妬されてこその仕事なので気にしないようにしていますが、

やっぱり殺されたくはないので、あの少年にまたあったら殺してもいいけど、お兄さんは殺さないでね。

って伝えようと思います。


人の人生に干渉したいなら、国家公務員だとかになるか、

人を感動させるものを作れるだけのセンスを発揮すればいいんだよ。

めっちゃ勉強するか、勉強を捨てるか。

さあ、悩め少年。


福本翔太郎

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