第5話 【詩?】忠臣蔵様

 今回は忠臣蔵さんの詩を取りあげます。

 え? 小説ではないじゃないかって?

 そんな細けえこと、気にすんな!(なぜか急にべらんめえ口調)


 日本ではどうして詩の地位が低いのか?

 文学に興味がある方なら誰でも一度は思ったことでしょう。

 短歌や俳句がその代わりをしているから?

 その短歌や俳句にしても、昔はともかく、現在ではその評価が低いように思います。

 これはいったいなぜなのか?


 短歌が元々は貴族のものだった。

 この辺りに原因があるかもしれません。

 ちょっと「お高い」モノに見られている。

 しかし、本来、詩とは日々の生活から、一つ一つの日常動作から噴きだした言の葉ではないでしょうか。

 

 私自身、詩、特に現代詩はちょっと「お高い」と思っていました。

 しかし、忠臣蔵さんの詩を読んだ時、そのイメージがバリンと音を立てて壊れました。

 なんだこれは!?


 そこには、濃厚な言葉の奔流がありました。

 紛れもなく本物が放つ雰囲気、匂い。

 包みこむ言葉、叩きつける言葉。

 優しく撫でる言葉、鋭く突き刺す言葉。

 縦横無尽に繋がる言葉が一つのそして万の世界を創り出す。

 彼の詩が繋げる世界は、言葉の魔力に溢れています。

 

 題が【詩?】となっていますが、そこには紛れもなく詩があります。 

 現代詩に対する私の既成概念を打ち壊してくれた作品群。

 ぜひ、その世界に触れてみてください。

 

 蛇足ですが、一日一作ずつ繰りかえし読むと味わいも深まると思います。

 この作品群に出会えただけでも、カクヨムに来た甲斐があったなあ。


【詩?】

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886107816

 

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