205日目

「…いいですよ。私に構わないで」


暗い地下室でふとルメラがそう呟く。すでにホミアが来てから1日ほど経っているはずだ。


「ルメラ…そんなこと言うなよ」


「だって…私のせいで、ここに閉じ込められているんじゃないですか…」


ルメラはかなり辛そうだった。実際には別にルメラのせいでここに閉じ込められているわけではないのだが…


しかし、俺もここらで打開策を提案しなければならない。


「ルメラ。俺に一つ、考えがある。今はとにかくここを出なくちゃならない。だから…一旦ホミアの前では大人しくしよう」


こんな提案したくなかったが、これしか言えない。


ルメラはかなり不満そうだったが、小さくゆっくりと頷いてくれたのだった。

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