204日目

「どう?元気?」


閉じ込められて半日くらい経ったのだろうか。ホミアがやってきた。


「まぁ、ここから出してくれたらさらに元気になるかな」


「あはは。そりゃそーだ。別に出してあげてもいいよ。ナナシだけならね」


そう言ってホミアは鋭い目つきでルメラを見る。


「そこのチンチクリンが私に反抗的なのがね…」


「…当たり前でしょう。アナタは裏切りものなんですから」


ルメラがそう言うとホミアは呆れ顔で肩をすくめる。


「わかった。もう一度来た時にその態度だったらここにそのまま置いてくから」


そう言ってホミアは出て行ってしまった。


「ルメラ…」


俺にはまだルメラになんと言葉をかけて良いのかわからないのであった。

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