202日目

「つまり…お前は私達を魔物にしたいってことか?」リオナが信じられないという感じでそう尋ねる。「いや、全員じゃないよ。魔物にしたいのはリオナ、アンタだけ」そう言ってホミアは、馬鹿にした調子でルメラを見る。「どうして、私は勧誘しないんですか…?」明らかに不機嫌そうな感じでルメラが訊ねると、ホミアはニンマリと邪悪な笑みを浮かべた。「はぁ?だってアンタみたいなチンチクリンなお子様、魔物にしたって意味ないじゃ〜ん」その時、明らかにルメラがキレたのが俺にも分かった。「…やはり、コイツはここで消します!」「待て、ルメラ!」俺が止める間もなく、ルメラはスマホから魔法を発動しようとしたのだった。

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