191日目

「なるほど…そういうことですか」ルメラも納得してくれたようだった。「ですが…確かに、ナナシさんの言う通り、リオナさん、ちょっと硬いですね」「え…そ、そうか?自分ではわからないのだが…」「いえ。カチコチです。そうですね…」と、なぜかルメラはリオナの脇腹をつついた。「なっ…何をするんだ、ルメラ…くすぐったいじゃないか…」と、いきなりルメラはリオナのことをくすぐりだした。「あ、あはは!や、やめてくれルメラ!く、くすぐったいだろう!」…しかし、リオナは先程よりは和らいだ表情になっている。「ナナシさん、今です」「え…あ、そうか!」俺はルメラに言われるままにくすぐられているリオナの写真を撮影するのだった。

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