176日目
「ちょ…ちょっと待ってくれ!魔王って…いきなり言われてもそんなの無理だ」と、至極当然なことを言ったのはリオナだった。俺もルメラも隣で頷く。王様は酷く不満そうな顔で俺達を見る。「でも…もう発信しちゃったし…発信を取り消せって言うわけ?」…随分と我儘な王様である。しかし、この感じだと、おそらく取り合ってくれないだろう。「大丈夫です!皆さんなら必ずや、魔王を倒すことができるはずですわ!」隣でヒメヨが満面の笑みでそう言う。なるほど…俺達を連れてきたのは最初からそれが目的だったわけか…「え?ヒメヨちゃんも行くんだよ?」と、いきなり王様がそんなことを言う。「…は?」驚愕するのは今度はヒメヨの番だった。
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