177日目

「そ、そんなぁ…お父様…あんまりですわ…」客室に戻ったヒメヨは、未だに泣き言を言ってメソメソとしていた。俺達は俺達で、実際困っていた。王様に反論しても「じゃあ、君たちのこと、国家に対する反逆者として拡散しちゃうよ?」…どうやら王様はクズな人物のようだ。しかも、実の娘も魔王討伐パーティの一員として送りこんじゃうわけだし…「…で、これからどうする?本当に魔王を倒しに行くのか?そもそも、どうやって魔王を倒す?魔王はどこにいるんだ?」矢継ぎ早にリオナがそう聞いてくるが…俺もわからない。こういうとき、ホミアなら知っているかも…と思った矢先でルメラからの厳しい視線を感じてそれ以上は考えるのをやめておいた。

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