177日目
「そ、そんなぁ…お父様…あんまりですわ…」客室に戻ったヒメヨは、未だに泣き言を言ってメソメソとしていた。俺達は俺達で、実際困っていた。王様に反論しても「じゃあ、君たちのこと、国家に対する反逆者として拡散しちゃうよ?」…どうやら王様はクズな人物のようだ。しかも、実の娘も魔王討伐パーティの一員として送りこんじゃうわけだし…「…で、これからどうする?本当に魔王を倒しに行くのか?そもそも、どうやって魔王を倒す?魔王はどこにいるんだ?」矢継ぎ早にリオナがそう聞いてくるが…俺もわからない。こういうとき、ホミアなら知っているかも…と思った矢先でルメラからの厳しい視線を感じてそれ以上は考えるのをやめておいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます