174日目
結局、その日は宿屋に帰らせてもらえず、城の中で一泊させられることになってしまった。ヒメヨはそのことを伝えに一度戻ってきたが、すぐにまた部屋を出ていってしまった。「…なぁ、ナナシ。王様の言っていたバズるって…あれ、私達が認識しているのと同じ意味だよな?」リオナが俺に訊ねる。「え…そうなんじゃないの?」「じゃあ、王様はかなりバズっているのか?それにどうして、私達がバズったことがないと言った瞬間、あんなに驚いたんだ?」言われてみればそうであるが、どうにもヒントが少なすぎる。「ま、明日になればわかるんじゃないですか?」そんな能天気なことを言いながらルメラは欠伸する。嫌な予感がするが、大丈夫だろうか…
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