173日目

「バズったことがないって…どういうことですの!?」ヒメヨは驚きの形相で俺達に問う。「いや、私達はあまりそういうのは気にしていないんだ」リオナが冷静に対応するが、ヒメヨは呆れ顔で俺達を見る。「…とんだ見当違いですわ!しかし、すでにお父様に紹介してしまった以上ワタクシの落ち度に…あぁ!もう!」ヒメヨは一人で勝手に怒りながら、俺達のことを睨んでいる。「とにかく!お父様にはワタクシから説明しておきますので!客室に戻っていてください!」そして、怒ったままでまた王の間に戻ってしまった。「…なんですか、あれ」ルメラのその言葉に、俺もリオナも同意するしかなかったのであった。

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