172日目

「お父様が皆様にお会いしたいそうです」ヒメヨにそう言われ、俺達はその後について再び王の間にやってきた。今度は王らしき男性は玉座に座っている。「あー…君たちが、全員スマホ持っているっていう冒険者パーティ?」かなり軽い感じで王様はいきなり俺達に尋ねて来る。俺が代表して返答する。「…あ、はい」俺達はスマホを取り出す。王様は小さく頷く。「よし…で、それなりにバズっているのかね?」「え…いや、あんまり俺達はバズったりはしてないですね…」「え!?バズったことないの?」王様は驚いた顔でヒメヨを見る。ヒメヨは慌てた顔で俺達を見たあとで「ちょっとこちらへ」と今一度王の間から出ていった。

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