170日目
扉を開けて中に入った俺達が入った先は王の間らしき場所であった。これまで通ってきた部屋よりも数倍広い。そして、長い机の向こうに一人の男性が座っている。男性は頭に冠を載せており、どう見ても彼が王様だった。「お父様! お客様をお呼びしましたよ!」近くにいたヒメヨが男性に呼びかけるが、反応がない。男性はスマホを手にしており、真面目な顔で目の前の豪勢な食事を何度も撮影している。「…ごめんなさい。お父様、今日の発信内容の作成途中みたいで…ああなっちゃうと話しかけても反応しませんの。こちらでしばらくお待ち下さい」そう言ってヒメヨは部屋を出ていこうとする。俺達は真剣に写真を撮っている王を残して王の間を後にした。
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