163日目
「じゃあ…アナタは本物のヒメヨさんで…ホントにこの王都の…姫様ってことなんですか?」俺がそう言うと、ヒメヨさんと名乗る少女は頷いた。「…えっと、それで、その…本物の姫様が私達みたいな冒険者になにか用なんですか?」ルメラが少し経ってからようやく姫様にそう訊いた。姫様も我に返ったという感じで俺とリオナのことを見る。「あ、いえ…実はワタクシの偽物が出ているという話は知っていて…その偽物に出会ったという方を探していましたの」「え…じゃあ…」俺がそう言うと姫様は小さく頷く。「はい…ですから、ワタクシに協力していただきたいのです」「…協力とは?」「ワタクシと一緒に…城まで来ていただいたいのですわ」
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