134日目
「…本当にルメラがそう言ったのか?」リオナは怪訝そうに俺に訊ねる。「あぁ、確かにそう言ったよ。すぐまた眠ったけど…」「あそこらへんに町なんてあったか?いや、見落としているだけかもしれないが…」リオナは考え込むように腕を組む。しかし、このままでは、何も変わらない。それは俺にも明確にわかっていた。「とにかく、他に方法がわからないなら、それに賭けてみるしか、ないんじゃないか?」俺の言葉にリオナは驚いていたようだが、しばらくして小さく頷いた。「きっとルメラもそう言うだろうな」そう言ってリオナは微笑む。俺たちの次なる目的地が決まった瞬間だった。
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