133日目

「…う、あ…あぁ…」深夜。リオナと交代でベッドの横に付き添っていた俺がふと目をさますと、なんと、ルメラがうめき声をあげていた。「る、ルメラ!?大丈夫か?」俺が呼びかけてもルメラは苦しそうに唸っているだけである。「ルメラ!しっかりしてくれ!」「…キシュ…ヘン…して…ください…」「え…な、なんだって?」俺がそう言うとルメラは目を薄っすらと開く。「私と…最初に会った場所…少し離れた町を…探して…」そう言うとルメラはまた目を閉じた。「キシュヘンって…え?もしかして、機種変更のことか?」俺はルメラの言葉の意味をいまいち理解できなかったが…おそらく、これ以外ヒントはない、なぜかそう確信できたのだった。

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