第5話
「よしでは今度は人が使う魔法についてだ。魔法は自分の中の魔力を使い起こす現象の事を言う。鍛え上げれば大爆発を起こしたり、空を飛ぶ事だって出来るがその分、危険な物でもある。十分気をつけるように!」
「せんせーつまんない〜!」
「むむむ!確かにそうだねよし裏山まで歩いて行こうか、そこで実際に魔法を見せてあげよう。」
「やった!」
裏山にやって来た俺達は早速魔法を実践し始めた。
「それじゃあイメージしてみよう、自分の中の魔力を感じて指先に集めるんだ。そしてそれに形を与える、こんなふうにね!」
すると先生の指から火が起こる。小さな火だが消えずに指先に漂っていた。
「おおー!」
「まあ初めてでこんな簡単に。」
「出来た!」
「えええええ!」
メイの方へ振り向くとそこには確かに先生より少し小さい火が起こっていた。
「おいどうやったんだよ!教えろ!」
「どうってせんせーの言った通りやっただけよ!」
「くっそー俺だって!」
「うっそー。まだ詠唱も何も教えて無いのに、まさか成功しちゃうなんて。」
先生が小さく何か呟いていたが、俺たちは興奮で聞こえていなかった。俺だけ仲間外れなのが今すごく悔しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます