　書きたいことが決まっている場合はまず書いてしまった方が良いと思います。その後下のチェックリストに従って改稿、またはプロット設計を行います。

1. 各話ごと「面白さ」とコンセプトを明確に定義する。ハイ・コンセプトを創造することができれば、文章力不足を多少補えます。サブの「面白さ」を1～2個取り入れれば、個性的なコンセプトを作り出すことができるかもしれません。改稿の場合は、この話は何が「面白い」のか、ということを分析し、弱い場合は改善します。

2. 「面白さ」が変化する場合、変化の途中で何が「面白さ」か明確でない期間があるかどうか。あればプロットを修正(バッサリ削除もあり)。キャラの内面を掘り下げる、とかキャラ同士の関係を深める(それが1.で定義した「面白さ」に直結しない場合)では不足です。

3. 「面白さ」を実現するための要素を含めているかチェック。要素については各「面白さ」の考察部分を参考にしたり、既存作品などから抽出するなりしてください。(支障ない程度に共有していただけると有り難いです)

4. 実際の執筆においては、最初の数ページの内にどの「面白さ」を提供するのか読者に伝えること。ミステリーの冒頭部分には死体を転がせ、とよく言いますが別にショッキングなシーンでなくても、何を提供するのか読者に分かればそれでいいです。むしろ冒頭でバトっていたのにその後恋愛話しかなかったらバトルを期待して読んだ読者は裏切られた気分になるでしょう。