第2話 現状確認part2

 調べるといっても、クリックしていくだけだが、まずその対象を羅列しておこう。


 レベル

 種族

 称号

 属職

 状態

 加護

 生命力

 魔力量

 攻撃力

 防御力

 筋力量

 体力量

 耐久

 敏捷

 魔法威力

 魔法制御

 精神強度

 知力

 スキル

 魔法


 我ながら多いと感じる。だが、情報は多いほうがいい。小説とかでもよく出てくる単語も多いが、小説ごとに必ずと言っていいほど同じ単語の意味が微妙に違うし適当にこうだろうとか思って失敗なんか御免だ。


 よし、クリック祭りだ。


 まずはレベルから加護までを見ていこう。


 レベル :生物の強さとしての大まかな位階を表す。レベルが高いものがレベル

      の低いものより必ずしも強いわけではないが、一定の基準となる。主

      に戦闘などをして上がっていく。

 種族  :生き物ごとに大まかにされる分類。異種族同士から生まれた子や突然

      変異、巨大なレベルを持つものなどは新たな種族になる場合がある。

      種族によって取得しやすいスキルが変わる。

 称号  :本人が自覚する、他者からそう認識されるなどの様々な要因によって

      生まれるもの。その数は無数となる。スキルのように効果をもたらす

      こともある。

 属職  :戦闘方法の差異によって決まり、非戦闘者の場合は単純に職業が表示

      される場合もある。

 状態  :精神状態や身体状態を表すもの。

 加護  :神や龍などの畏怖される強大な存在からそのものの力の一部を受け渡

      せられること。


 レベルはあまり思ったところと違いはあまりない。少し言うとすれば、戦闘推奨の世界な感じがする。種族でいえば、突然変異とかいう生物学的なところもあれば、巨大なレベルみたいなゲームのようなところがあって面白い。称号は効果をもたらすというところが気になる。でもとくにこれが称号の効果か!なんてことは今は感じない。属職はRPGの職業的なものと片付けよう。状態は状態。いいところと言ったら今の自分の状態が客観的に記述されているところだろう。最後が本当に気になる。神!自分としては空想上の存在がステータスを見る限り存在している。気になる。後、龍もこの世界にいるということになる。ゲームやアニメの中ではただ浪漫がある存在だが、実際に自分の生きる世界に存在するとすれば恐怖でしかない。ワクワクするが人間より上位な存在がいるのは危険度が高まったと考えよう。


 次は生命力から敏捷を見ていこう。


 生命力 :命がこの世に存在する力の量。体力量の増減と関連性があるが、体力

      量が少ないものでも生命力は多いなど、個々それぞれの値を持つ。

 魔力量 :生き物が体内に持つ魔素である魔力の保持量。

 攻撃力 :体力量が十分にある際に攻撃する時の威力値。

 防御力 :意識的に攻撃を防御する際の防御値。実際の防御値はステータス上の

      防御力と耐久の値の合算となる。

 筋力量 :全身の筋力量の総合値。

 体力量 :多ければ多いほど活発に動き続けることができる。生命力がゼロ、つ

      まり死なない限り、値が完全にゼロになることはない。

 耐久  :無意識に攻撃を受けた際の防御値。 

 敏捷  :体力量が十分にある際にどれだけ速く動けるかを示す値。


 ここからわかる大事なことは、生き物が持つ魔素を魔力ということと、防御値は防御力と耐久の値の合算ということ、敏捷はあくまで元気いっぱいな時の素早さであるということなどぐらいだ。次、次。


 最後に、魔法威力から魔法を見よう。


 魔法威力:発動できる魔法の威力や規模の大きさ。

 魔法制御:魔法を如何に緻密に制御できるかを表す値。

 精神強度:精神力がいかに強いかを表す。精神年齢は影響しない。

 知力  :知能、知恵、知識の総合値。

 スキル :特殊効果や特定の能力の補正をもたらすもの。常時発動型のスキルと

      任意発動型のスキルが存在する。また、稀にその個人特有(完全に個

      人特有なわけではなく同じユニークスキルを他者が持っている可能性

      はゼロではない)のユニークスキルというスキルや同一種族以外で取

      得する例外は存在するが、その種族以外が取得する可能性がとても低

      い種族特性のようなその種族ならだれしもが持つ種族スキル、などス

      キルの種類は多岐にわたる。スキルによってスキルポイントで取得で

      きるかできないかや特殊な取得条件があるなど、取得条件は様々であ

      り、どのような性格や体質、特性を持つかにより人それぞれ、取得し

      やすいスキルには差が生まれる場合がある。スキルを取得せずとも、

      スキル取得者並の力を発揮するものも存在する。

 魔法  :魔素を消費して生み出すもの。魔法は火、水、土、風、雷の五属性魔

      法と生活魔法、光魔法、闇魔法、召喚魔法、空間魔法、精霊魔法など

      様々な種類がある。回復魔法は水魔法や光魔法など他の魔法でも使用

      できる。樹魔法や氷魔法など他にも変わった魔法や珍しい魔法、その

      人だけが使う魔法も存在する。


 魔法威力と魔法制御に分かれているのは結構いいな。魔力量が少なくても魔法制御を鍛えることで強くなれるかもしれない。精神強度がステータスでわかるのは嬉しいな。スキルは結構解説が豊富で面白いことが書いてある。常時発動型と任意発動型があるといえば、石頭とかは常時発動型だが、大声は任意発動型だろう。いつもは大声なんか出さないし。それに魔法は魔素というものを消費するのか。枯渇しないのかな?それに空間魔法とか精霊魔法とか夢があるなぁ。うん?精霊魔法ということは精霊もいるのか。何でもアリだな。変わった魔法にも憧れるけど五属性魔法も使いこなせば凄そうだなぁ。


 と、ここまであらかた見終わったが、結構面白い情報や参考になる情報があって損はなかった。自分のステータスを見返すと精神強度と知力が高いのが見て取れる。秀でた所は伸ばすべきだし、よしスキルは忍耐を取得してみようかな。他のスキルはまた今度取ってみよう。ふぅ、やーっとこれからの事を考えて動いていけるかな。



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名前  :尾崎友斗

レベル :1  

種族  :人

称号  :迷宮から生まれた男

年齢  :10歳

性別  :男

属職  :なし

状態  :正常

加護  :なし


生命力 :30/30

魔力量 :10/10

攻撃力 :15

防御力 :15

筋力量 :20

体力量 :20/20

耐久  :20

敏捷  :15

魔法威力:10

魔法制御:10

精神強度:35

知力  :35


スキル :日本語

     剣術LV4

     大声LV6

     観察LV2

     暗算LV4

     早口LV6

     石頭LV5


スキルポイント:10

魔法  :なし


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