第186話 4ー3

 酒呑も茨木も金時も、誰もがこの闘争を楽しんでいた。吟だけは戦いを楽しむような戦闘狂ではなかったので使命感で戦っている節があるが、対等な戦いは久しぶりだっただろう。吟は酒呑たちのようにこの一千年戦い続けたわけではない。守護者としての行動が多かった。

 これはいわば、吟のリハビリも兼ねた術比べだ。式神契約をするのも、誰かと一緒に戦うのも久方ぶりだ。今後困らないように、近接戦最強格の二匹で試しておけという意味合いもある。


 そんなこと関係なしに、鬼たちはこの刹那を骨の髄まで味わおうとしていた。全力を出すことで主である陰陽師の霊気を吸い上げていたが、問題ない。

 彼らはこの程度で霊気が空になったりしない。霊気の量が多いこともそうだが、神気も持っている。今も陰陽術でぶつかっているのだから、鬼たちが自分の身体を活性化させるために霊気を持ち出しても文句はないだろう。


 酒呑と茨木は今回、好きなだけ霊気を持っていっていいと言われている。以前京都校を襲った時のように霊気に制限をかけられていない。だから一撃一撃が全力だ。

 まともに喰らえば腕が捻じ曲がり、腹に受ければ中の臓器を簡単に破壊されるほどの威力の攻撃が繰り返される。吟と金時もそれがわかっているために全力の攻撃をぶつけて相殺するか、避けるしかなかった。


 式神になってしまえば身体の成長や技術の取得は無理だ。なにせ死んでいるのだから。酒呑と茨木がこの一千年で会得したのは戦闘による勘と知識のみ。吟も寿命を伸ばすためにほぼ同様の成長しかできていない。

 そして金時も今式神になったばかりだ。ほぼ全員同条件で戦えるなんて初めてのことだった。


『いいぜェ!楽しいじゃねえか!茨木、もっと吟を止めやがれ!』

『やってるよ!あいつら伊達に源氏郎等で組んでたわけじゃねえ!』

『オレとお前の仲に比べてブランクあんだろうが!それともそれがテメエの限界か⁉︎』

『綱に負けても、吟には負けねえよ!銀郎で予習もできてっからなあ!』


 二匹は罵倒し合いながらも息の合った連携で二人に果敢に攻め込む。生前から鬼の集団を率いており、今までも法師の式神として一緒に暮らしてきた仲だ。

 吟と金蘭のコンビではなく、吟と金時のコンビだからこそ生じるズレがある。吟が一番組んでいた相手は間違いなく金蘭であり、金時も頼光四天王や源氏郎等と組んでいた時間の方が長い。それに金時の場合はたった二人で組むという経験も少なかった。周りにもっと人がいた場合が多かった。


 それに金時は酒呑ばかり気にかけていたために茨木の癖を知らない。茨木の担当はもっぱら綱であり、そこまで会ったことがなかった。酒呑ならばいくらでもわかるが、茨木の行動は読めなかった。

 茨木もそれは同じ。全員等しくわかるのが酒呑と吟だ。全員と同じくらい接しており、特に吟は模擬戦ということで全員と刀を交えているし、よく食事も共にしていた。酒は交わしていなかったが、それでも戦闘の癖や性格を一番把握しているだろう。


 茨木の利点としては本人も言っていた通り、銀郎と戦っていること。銀郎は吟をベースに産み出されたので使う剣技は同じもの。熟練度の差はあっても、指標としては十分役に立つ情報だ。

 それらの差を埋めるのもまた、陰陽師。明と法師が全員の動きに合わせて障害となる障壁を設置したり、それを互いに消したり。一人だけ霊気を多めに渡して一気に突破させようとしたり、誰か一人を封じ込める方陣や術式を用いたり。


 用意される術式はどれも一級品。そのため邪魔されることも多数。全員陰陽術を突破する方法は脳筋戦法しかないため、自分の主に解除してもらうか力づくで破壊するしかない。


『おれが綱に負けるってか!戦績はそうも変わらないぞ!』

『チィッ!陰陽術を併せた戦闘はお前の方が上手か!』


 茨木が吟の横を抜けようとしたが、明に足元へ障壁を置かれてそれを踏み潰したのと同時に吟の刀による横払いが来たので紙一重で避けて距離を取った。

 今のは明の戦略勝ちでもある。以前のように明の妨害は破壊できると思わせておいてその通り、突破させた。その程度の強度の術式を使って無理に進ませるように仕向けた。そうして突っ込んできた茨木に吟が攻撃を仕掛けたが、間一髪で避けられてしまった。


 酒呑と茨木は法師の式神として戦ってきたが、基本法師は戦闘に関しては放任主義。というか、鬼たちが細かい指示を聞くことがないので好き勝手させていたというのが正しい。それでどうにかなる相手ばかりだったこと、強敵に負けたとしてもまた復活させて突撃するということを繰り返して勝っていた。

 陰陽師と戦った経験はそれなりにあっても、支援を受けるような戦いはほぼ初めてだった。その差が如実に現れている。


 吟は晴明・金蘭・法師、時には玉藻の前からも支援を受けて戦ったことがある。誰かの支援を受けての戦闘は得意だった。そのアドヴァンテージが金時を支援できている結果だろう。

 金時も久々に使える雷の力を振り回して、酒呑を迎撃する。これで金時としても龍と鬼の子として酒呑と並べたのだ。生前は叶わなかった対等の殺し合いを、今まさにしていた。


『ああ、イイぜ!最高だ!あの頃はテメエ、その雷の力を使えなくなってやがった!それでこそ、殺し甲斐がある‼︎』

『たかが親父の力使えねーくらいで落胆してたのか?こっちも、今度こそ奇策なしで正面から殺してやる!』


 酒呑の大太刀に金時の斧がぶつかり、更に金時は左手に持っていた日本刀まで食い込ませた。酒呑は伊吹の龍の力である水の力で、金時は雷の力で更に肉体強化をかけてぶつかり合い、水と雷が可視化できるほどの暴威として二匹の周りに顕現していた。


『ここに頼光はいねえ!テメエはただの金太郎だ!オレらと何も変わらねえ、鬼だ!その力を見せやがれ!』

『違え!オレは金時だ!力がどうじゃねえ。オレは人も仲間も守る、頼光四天王の坂田金時だぁ!テメエら鬼と一緒にするな‼︎』

『母親を否定すんのかよ!』

『母上は母上だ。だが、親も産まれも関係ねえ!オレは一人の人間・・として、お前を殺す!』


 その覚悟が、意志がそうさせたのか。

 徐々に酒呑が押され始める。力の差が、現れはじめていた。

 酒呑とて、金時がお山にいた時より生前弱くなったとは思っていなかった。雷の力の有無は大きかっただろうが、その喪失した力以上に実力をつけた金時は一時相手をしたくないと思っていたほどだった。


 鬼が人の世俗に混ざれば、弱体化すると思っていた。そういう種族なのだ、鬼とは。

 鬼なんてその家族から迫害されて鬼に成った奴もいる。人間らしいことなんて理解したくないと拒絶する。だから人間じゃなく、鬼に成る。自然発生した鬼や、鬼の子どももいるが、本来的な意味の鬼は元々人間だ。人間に様々な要素が交じり合って変質した存在である。


 人間と鬼は本質もとが同じでも決定的に違う生き物だ。人間は鬼を拒絶し、鬼はそんな人間を喰らう。そういう関係が出来上がってる。人間を忌み嫌って産まれた種族である。

 だから見た目は人間に似ているが、人間とは相塗れない関係性だ。そして人間を喰うことで鬼は存在を確立させ、自我を得て自らの血肉にする。それが存在意義であり、強くなる手段だ。


 一人も食べたことのない、血すら飲まない鬼など自己破産を起こして弱くなるだけ。

 だというのに金時は。結局一人も人間を喰わず。あまつさえ人間と子を成し、人間のまま高い生命力を無に帰して死んでいった。それまでの間、鬼として弱体化することなく最前線で戦い続け、人間を喰らっていた酒呑たちと遜色ない実力を維持し続けた。


 それだけ、金時は人間でいたかったのだろう。鬼としての酒呑を許せなかったのだろう。

 想像を絶する努力を必要としただろう。それこそ凡人が達人に至るまで寝る間も惜しんで一つのことに熱中するように。金時は鍛錬を続けただろう。

 金時は最期まで人間だった。誰もが羨む高潔な武士もののふだった。妖に分類される器を持った、人間の心を持つ変革者だった。


 だからこそ、明が詠び出せたという側面がある。この二人には共通点があったから。降霊にも能力以外の要素が必要だ。この二人の在り方も降霊を成功させた一助になっただろう。

 金時と酒呑のぶつかり合いに吟たちの横槍が入る。明と法師も補助をしようとしたが、お互いがお互いしか見ていなかった。吟と茨木の姿すら二匹の瞳には映っていないだろう。


 どちらからともなく、戦える喜びを示すような咆哮を挙げる。

 そう、金時も人間の心を得たとしても。

 本能の部分では、鬼なのだ。

 酒呑を殺したい、喰いたい・・・・。それだけは死後になっても崩れることのない彼の紛れもない欲求だった。


 何も酒呑と金時は都で再会した後、全て敵対していたわけではない。最初の内は本当に殺し合いをしていた。むざむざ一匹で都にやってきた酒呑に本気で斬りかかることもあった。むしろ酒呑がわざわざ金時の巡回場所に合わせてやって来たのが原因とも言える。

 金時は自分の職務以外にも夜の都の警備を行っていた。夜こそ妖が忍び込むのに最適な時間であるからだ。その異形の姿では、真昼間から都に出入りすれば目立つ。源氏郎等や陰陽師を呼ばれて大混乱の最中目的を達しないといけなくなる。


 そんな苦労をするくらいなら最初から姿の見えづらい夜に来るのは当然の帰結だろう。

 金時も最初は数人で巡回をしていた。だが酒呑に敵う武士は少なく、大抵の場合酒呑に巻き込まれて負傷させてしまうため、後の頼光四天王や頼光本人が空いている時のみ複数人で巡回をして、それ以外は一匹で巡回するようになる。


 酒呑は面倒になったのか、複数人で巡回している時は金時に接触しなくなった。金時も弱体化していたとはいえ強いことに変わりなかった。それに戦うつもりもないのに戦うのは疲れる。

 そういう考えもあって、酒呑はようやく一匹で巡回するようになった金時に接触する。それでも見付かれば言の葉を交わすまでもなく戦いになったが。

 一対一を数度繰り返してお互い地面に尻を据えていた時。酒呑は切り出す。


『おい、金時。酒飲もうぜ』

『酒?……毒じゃねえだろうな?』

『人間には毒かもな。オレたちにはただの酒だよ』


 酒呑が腰に忍ばせておいた徳利から一口飲んで、金時に投げ渡す。金時は受け取りながらも怪訝な顔をしていたが、確かに良い匂いの酒だったために飲んでみた。

 金時は都に来てから何度か酒を口にしていたが、今飲んだ物ほど上質な香りと匂いがする、舌触りの良い酒は飲んだことがなかった。


『……うめえな』

『だろ?じゃあこっちは?』


 もう一つあったのか、今度は茶色い徳利も投げ渡す。栓を抜いて飲もうとしたが、開けた瞬間に漂った匂いを嗅いだ瞬間栓を戻して酒呑へ投げ返していた。

 鼻も摘んで眉間に皺を寄せるレベルで、金時は酷い顔をしていた。


『それこそ毒じゃねえだろうな⁉︎とても飲み物の匂いじゃねえぞ!』

『ふうん?お前、本当に舌と鼻は悪くねえんだな。源氏とやらはそんだけ良いもん食わせてくれるのか』


 そう感心しながらも、酒呑は返された茶色い徳利の方で喉を潤す。それをあり得ないものを見たかのような目線で金時は見つめる。この世のものとは思えないほど臭いものを平然と飲んでいる酒呑とは生物として違うのだと感じていた。

 その思考は正しい。


 酒呑が渡した茶色い徳利の中身は人間の血を混ぜた酒。それも結構な量を混ぜたために血に慣れていなければ嫌悪感が出るのも当然。

 これを飲んだら言い逃れができないほどの鬼として迎え入れようと思ったが、その策謀は失敗に終わる。これから先も何度か試したが、金時は一度たりとも人間の血が混じった酒を口にしなかった。


『お前の母親が山姥って名乗る理由がわかったよ。鬼としても別格なんだ。橋姫のように。山姥っていう生態なんだな』

『何の話だよ?』

『ただ山に住むオレたちと、山と共生する鬼との差について考察してただけだ』


 金時はわからないようだったが、様々な鬼と会っている酒呑だからこそ普通の鬼と山姥は別物だと理解できていた。人を喰わない、血ですら嫌悪する鬼など在り方からして根本的に相容れない。

 二匹の決定的な決別は、この事実だった。


 それからも二匹は暇を見てこっそり逢瀬を繰り返す。大抵は殺し合いで、時たまこうして酒を飲むだけの時もあり。

 最期は、これ以上人間の悪意を増やさないために晴明が鬼たちを表舞台から去らせることを決定したことだった。


 大江山は鬼の一大勢力となった。そして人間たちに恐怖を与えすぎた。魑魅魍魎の糧になりすぎた。まだ破滅の未来は視ていなかったが、これ以上増えるのも困る。そういう瀬戸際に立ち、晴明は大江山の解体を決意。

 簡単に言えば酒呑と茨木に死ねと言ったようなものだが、意外にも二匹が快諾。鬼たちもぬるま湯に浸かりすぎたと言って散り散りになることを良しとした。日ノ本のために、人間への美談を産み出すための犠牲になることを容認した。


 鬼たちは享楽的だ。最期に美味い酒と頼光一行の唖然とした顔が見たいがために一大決戦は起こる。

 酒呑も茨木も納得していたために、首を落とされようが、宿敵に胴を両断されようがそれを愉しんだ。目的のものは全て得たのだから、あの決戦は鬼の勝ちだ。


 命を捨ててまで得たもの、その時はそれで良いと思った。なあなあの関係に飽きてもいた頃だ。だから晴明の案に乗ったわけだが、法師の式神になってから後悔し始めた。

 本気の決着を、つけていないことに。


 茨木は綱から腕を取り返し、山での最終決戦でもそれなりにやり合えたようで満足していたが、酒呑は金時と本気の殺し合いをしていない。

 大江山での一件は鬼の最大戦力である酒呑が死ぬことで一気に動揺させるというものだったために、神が用意した最高に美味く最悪の劇物である酒を飲み、それで前後不覚になっているところを頼光に斬られて首と胴体が別れていた。


 その時の金時の表情を、酒呑は一生忘れない。命を捨ててまで見たもの。呆気なさすぎる最期に動転し、生物として確定した死を晒しながらも笑っている自分の顔を見て下唇を噛んでいる、童のような顔は前世の中でも最高だった。

 もし同じような状況になれば、確実に同じ選択をしただろう。痛みやら心やら全てを鑑みてもまた殺される道を選ぶ。それほどまでに得難い光景だったために。


 そして、全力での決着は式神になってからでもする機会はあった。

 それこそが今回の術比べ。わざわざ明が詠び出す存在を指定してまで求めたもの。

 二対二どころか三対三になったことはどうでもいい。式神であるという条件を呑んでこの決闘に臨んでいるのだから、陰陽師による妨害も、吟の割り込みも良しとする。


 というより。その程度の妨害で気が削がれるほどのものではなかった。それこそ一千年振りに叶う渇望だったために、早々モチベーションは変わらない。

 今酒呑は、金時を殺したくて仕方がないのだ。

 そして相対する金時の瞳にも殺意が宿っている。お互いがお互いを殺すことしか考えていない。

 理想的な決闘の舞台だった。


『二刀流の真似事なんざやめやがれ!お前の怪力に日本刀如きじゃ耐えられねえ!』

『これは相当の業物だぞ!そう簡単に折れるものか!』


 金時が鬼から離反してから手にしたのは人間の技術。それこそ膂力や筋力では、人間は鬼に勝てない。陰陽師に手厚い支援をしてもらってようやくだ。一部頭のおかしい頼光四天王など居たが、基本は小手先のもの。

 力で勝てないのであれば、技術で勝てばいい。そういう思想の元磨かれていった弩級の原石たち。


 鬼として生きなかった金時が磨いていったのはそういう力に頼らない人間の技だ。幸いにも手本はいくらでもいた。魑魅魍魎や妖、そして神にも困らせられた平安の人間たちはとても強く、誉ある人々だった。

 金時が本来力押しのスタイルだとしても。教える者も多く実践の場もいくらでもあり。金時はその技術を遺憾無く吸い上げていった。


 それが刀の扱い方と、マサカリも用いた二刀流。鬼としての力と、人間の技術。どちらも混ぜ合わせたハイブリッドかつ唯一無二のスタイルだった。

 これを両立させるには鎧の隙間に刀を入り込ませて、そこから内部破壊を目指す腕もそうだが、そのような使い方をしても刃毀れ一切しないような逸品を作り上げる刀鍛冶の職人芸も必要不可欠。源氏お抱えの職人がいてこそだった。


 その技術力はご覧の通り。当時の日本刀の技術は今でも解析できていないことが多いが、この結果をご覧じろ。金時の刀は酒呑の大太刀とぶつかっても、歪みも欠けもしなかった。

 金時がもう片手に持つ斧は父である赤龍の爪で刃の部分ができている。それを母の山姥が丁寧に加工・錬磨したことで作り出した金時のためだけにある彼の象徴。絵本でも語り継がれるマサカリの原型だ。


 酒呑の大太刀も大陸のとある異形の骨を父である伊吹の龍が炎で熱しながら槌で鍛えたこちらもこの世に二つと無い業物。

 もしこの場に武器マニアがいれば、全員が持つ武器を見て興奮しっぱなしだっただろう。五月の天狗たちが持っていた物と匹敵するほど完成度が三つほど段飛ばししているほど、今の技術では再現も模倣もできないあり得ざる物。


 それらがこうも全力でぶつかり合い、炉から取り出した金属を槌で打つ時のような綺麗な音色を響かせる。

 それも武器の本懐、殺し合いの最中で奏でられているのだ。

 マニアも使っている者も、何も知らない観客たちも。

 この掛け値無しの全てに、魅了されていた。

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