第150話 4ー2


 キャロルたちは高千穂山に近付くと、事前に送り込んでいた部隊が様々な罠を仕掛けていた。その部隊と合流し、途中からバスで来る部隊と前線に出る部隊で別れて行動をした。戦闘部隊は違法改造したバイクに乗って山へ突撃していた。

 祐介たちがいるルートには警察や陰陽師など人が多かったために、迂回してバカみたいな速度を出して向かった結果明たちを追い越し、すでに戦う準備はできていた。その準備で夜が更けてしまったが。


「軍曹、本当にこれでV3がこっちに釣られるわケ?」


「もちろん。彼女はこっちに来る。アレは、こういう挑発に弱いからな」


「そんなこと資料に書いてあったカシラ?」


 キャロルが軍曹の言葉に首を傾げながらも、作業を完了させた。キャロルも組織の一員として有名なクリーチャーの資料は頭に叩き込んでいたはずだが、軍曹の言うように挑発に乗るような相手だったという記憶はない。読み違いか記憶違いを疑ったほどだ。

 キャロルの本当の実力は、組織の中でもトップだ。だからこそ、本当の力を使わないように強敵の情報は調べ尽くした。何かの拍子で世界のテクスチャを変えてしまわないように、細心の注意を払っていた。V3なんてその筆頭だ。


 300年前にとある国の王を殺し、家臣も含めて全てを血の海へ変えた血濡れ姫。それからも周辺諸国で目撃情報があり、100年ほど目撃情報はあれど討伐記録はなし。キャロルの組織も出動して戦ったことはあったが、一度も勝てなかった。彼女は吸血鬼よりも完成された吸血鬼だった。

 その戦いに参加し、偶然にも生き残った者が残した日記など悲惨なものだ。血を滴らせた美女が、血を吸おうと、殺そうとしてくる。その殺人者の目を見て、背中から生える羽と口内の鋭い牙、伸びる爪を見て異形なのだと理解しても、その造形が惑わせる。姿も、血の半分も人間なのだ。そんな境界線に立つ者が人間を殺す。国を滅ぼす。


 それが耐えられず発狂したような書き殴りが今でも残っている。それをキャロルも全部見たが、酷い有様だった。全部を見た上でそれを情報の一部として、心に留めただけ。同情はしなかった。


「それで軍曹、こっちは任せていいのネ?」


「ああ。むしろキャロルこそ一人でケンタウロスに向かっていいのか?我々が着くまでの時間稼ぎだとはいえ」


「いいのヨ。それにタマキを一人にしておけないシ」


「ケンタウロスと共に、ドラゴンが出て来る可能性がある」


「そうなる前になんとかするワ」


 最初からそのつもりだった。V3対策は組織でもできるが、ケンタウロス対策はできていない。それなら最高戦力をぶつけるのがいいだろうという判断だ。絶対的な力に、数ではどうしようもできないことがある。今回がそれだ。一騎当千には一騎当千をぶつけるしかない。そこに千分の一が混じっていても戦況は変えられないのだから。

 今回の一件で組織内のキャロルを見る目は変わるだろう。以前の中国人の出来事と、今回の単独任務。それをただの兼任調査員にさせるわけがない。組織の中でも特殊な者なのだろうという憶測が立つだろう。


 それは間違いではないのだが。

 キャロルは周りを警戒しつつ山を登っていく。どこからヴェルがやって来るかわからないので、魔術を使う準備だけはしておいた。

 そうして走っていると、耳が風切り音を捉える。聴覚で捉えたものを信じて、キャロルは魔術を使った。


「All's Well That Ends Well!」


『うん?シェイクスピア?』


 空から強襲をかけたヴェルだったが、女性から逃げ続けるという魔術を使ったためにキャロルはその伸びて来る爪を躱すことができた。

 とはいえ、魔術とて万能ではない。魔術にも強度というものがある。その強度を破る攻撃──例えば神通力とか神の権能とか──には無力なものだ。今も相手が女性という相性をもってどうにかしているだけで、キャロルの今の実力では魔術を破られるのも時間の問題だ。

 ヴェルは羽を生やすことなく空に浮かんでいた。それをどうやっているのかキャロルには見当がつかない。空を浮かぶ魔術は存在するが、そんなものを使っていないことはわかる。


『あーっと、なんたら騎士団。こんなところまで追ってきたの?暇ねえ』


「目的の一致ヨ。日本にいたら別件としてあなたたちを見つけただケ」


 お互い英語で話していた。ヴェルもヨーロッパ出身なだけあって英語は流暢だ。日本語では古風な話し方をしていたが、英語ではそうはならない。

 ヴェルも何度かキャロルたちの組織と戦ったことがあったのでどことなく記憶に残っていたが、正式名称は思い出せなかった。組織の名を示すような装飾は一つもないが、異能者の組織なんていくつもあるものではない。国籍もバラバラで日本という辺境まで足を伸ばせる組織は世界広しといえども、キャロルたちの組織しかなかった。


『上に行きたい?行かせないけど』


「無理にでも押し通るワ。V3」


『……V3?それってわたくしのこと?可愛くないわ。美しくない』


「バンピールがそれを言うノ?」


『化け物だとしても、美的観念はあるわ。人間と違うところもあれば、共通することもあるかもね』


 そう話しながらも、ヴェルは爪でキャロルを引き裂くとするが、魔術の力で強引に回避するキャロルにはかすりもしなかった。無理な避け方をしているためにキャロルの身体は悲鳴を上げそうだったが。

 化け物と渡り合うために身体能力も底上げしているが、生粋の化け物にたかだか数十年生きているだけの人間では敵わない。それが種族的限界とも言える。この現場に入るにあたって身体強化の魔術は使っているが、その上がり幅にも限界はある。人間という殻に収まったままでは、出せる全力にも限界があるのだ。人間という枠ではないヴェルの猛攻をどうにか凌げているのは、キャロルの戦闘勘によるもの。


 他の者だったら既に決着はついていたかもしれない。

 そこへようやく援護が入る。サイレンサーで放たれた銀色の弾丸シルバーバレット。それがヴェルのこめかみへ迫るが、右手で握りつぶしていた。その方角を気にすることもなく、キャロルへ意識を向けたまま。


『まさか十字架を溶かした弾丸?考えが古くないかしら?』


「吸血鬼の、定番の弱点でしょうガ」


『あんなもの、ブラム・ストーカーとそれを真似た人たちの馬鹿らしい冗談だっていうのに。流れる運河、日光、ニンニク、白い杭。他にも色々あるけど、それが吸血鬼の弱点として。混血児バンピールたるわたくしに通用するとでも?』


「あなたとの交戦記録では確かにどれも有用という判断はできなかったようだけド。それが諦める理由にはならないワ」


『……あなたたちは吸血鬼を嘗めているわね。弱点を突く?これなら通用するはずだ?そんな妄想に駆られて、用意して。──吸血鬼は、地上最強の化け物ついほうしゃよ』


 敵意と殺意が増していく。人を殺すことを厭わない化け物。その化け物がキャロルに牙を剝く──かと思われた。

 伸ばした腕は、間に入り込んだ軍曹の白いトンファーによって防がれていた。


『なっ……』


「軍曹、ありがト!」


 一瞬怯んだ隙に、キャロルは風の魔術を使って山頂へかっ飛ぶ。見事に突破されたヴェルは軍曹から距離を離した後、ため息を一つ。


『囲まれているわね。……この程度で足止めのつもり?』


「我々は、あなたを倒す。ここであなたの自由は終わりだ、血濡れ姫」


『早く終わらせるのは歓迎だけど。始めるのはちょっと待ってね。あの子は通すから』


「何?」


 山を駆け登っていく一つの大きな黄色い影が。その影の背中には一人の少年と猫型の式神が乗っていた。

 巨大化したゴンと、明に瑠姫だ。


『坊、さっさとするのじゃ!今ならまだ間に合うからのう!』


「失礼します!」


 それだけ言って、明たちは突破する。彼らだけは見逃そうというのがヴェルの考えだった。軍曹たちも、敵ではない人物を警戒することはない。一度キャロルを助けてくれた人物だ。その本質も理解しているつもりだった。

 彼は味方だろうと思い、トラップなどは作動させなかった。


『さあて。役者は揃った。不純物が一人入っちゃったけど。……あなたたちも邪魔。殺しはしないから安心して。今はお腹いっぱいなの』


「かかれぇ!」


 そうして視界の悪い夜の森で。

 騎士団と姫は、舞い踊った。


────


 まさかキャロルさんたちの組織に抜かれているなんて。祐介たちのところでそこまで時間を食ったか、それとも彼ら独自の移動法があったのか。あのバスじゃここまですぐに来られないだろうし。

 あと、ヴェルさんは結局どういう立ち位置なんだ?組織の人たちは足止めして、俺は素通りさせて。俺としても邪魔されなかっただけ良いんだけどさ。

 ゴンを走らせていると、最初に会った時のように風を纏ったキャロルさんを見つける。


「キャロルさん、乗ってください!」


「ありがと、アキラ!」


 手を伸ばしてゴンの上に乗せる。瑠姫の後ろに乗せて、このまま一気に山頂まで駆け上がる。邪魔をする者はいない。

 ゴンはキャロルさんを乗せたことに不満がある顔をしたが、一瞬のことだ。我慢してくれ。


「このお狐様、もしかしてゴンチャン?」


「そうですよ。この大きい姿が本当の姿です」


「へー。伸縮できるって便利ネ」


 林を抜けて山の山頂部に着くと、上空には白い槍が浮かんでいた。その槍はパキンという音を立てながらだんだん削れていく。あれが天の逆鉾。

 その近くにはミクと銀郎、それにケンタウロスが。って、ミクの耳と尻尾が出てるじゃないか。キャロルさんに見られたな。気にしないでくれるとありがたいけど。悪人以外に記憶を弄るなんて真似したくない。幻術の応用でできるけど、秘密を隠すためには使いたくないな。

 距離を測って、ゴンが急停止。俺と瑠姫は銀郎に近付いて、キャロルさんはケンタウロスに向き合っていた。瑠姫は銀郎を確認すると、爪を伸ばして平手。スパーンと良い音がした。


『イテェ!何しやがる⁉︎』


『坊ちゃんに迷惑かけておいて、ニャーにが筆頭式神ニャ。どうしてくれるの?』


『……陰陽師の闇を、放置できない。坊ちゃんだって真実を知ったら手を下していたさ。それにあの時、すでに彼女は限界だった』


『ならあんな小娘見殺しにしなさい!バカな家の人形と坊ちゃん、どっちが大事⁉︎』


 瑠姫が怒りのあまり神の御座に近付いてる。猫言葉が出なくなってる。ここで喧嘩されるのは不本意なんだけど。

 ということで、言い合いを始めそうな二人の近くで柏手を一つ。パンと小気味良い音がして、二人はこっちを見てくれた。


「はいはい。今は置いておいてくれ。それと瑠姫。あの現場に居たら多分手を下してた。気絶させても、どうにかできる保障がなかったらやっぱり俺がやってたよ」


 その言葉を聞いて二人は喧嘩をやめてくれる。俺は俺で今の状況を把握したかった。

 ケンタウロスはキャロルさんなど眼中にないのか、崩れていく天の逆鉾を眺めているだけ。俺たちが来たことには気付いているようだけど、何も口出ししてこない。ミクは術式に集中しているのか、俺たちに気付いてないな。


 この術式、俺の式神降霊三式と似ている。龍脈に接続して、それと一体化していた天の逆鉾というシステムを解除しているってところか。あの天の逆鉾は今まで神具だと思ってたけど、本当は物じゃなかったのか。あれは一つの術式、理だ。やろうと思えば陰陽術でも再現ができるもの。

 でもそれはやはり神に等しい力と龍脈の力を使ってこそ。そこに辿り着かなければ触れることもできない絶技。


「ケンタウロス。いや、土蜘蛛?あなたは俺たちをどうするつもりなんだ?」


『別に、どうも。親友が目覚めればお前たちは京都に還すとも。私はお前たちを、これ以上傷付けるつもりはない。日本を統治してみせよ』


「イヤイヤ。それで見逃せると思ウ?あなたたちが何をするのかわからないのニ」


『賢しいぞ、楽園の女主人に見初められた者。あんな亡霊を未だにどうにかできない世界の守護者程度が、何を叫ぶ?貴様が動けば世界が揺らめくだろうに』


「──ッ!」


 会話に入ってきたキャロルさんの方が口論で負けたのか、口を噤んで目が点になっている。俺たちとしてはまた知らない単語が出てきて困惑してるんだけど。

 楽園の女主人に亡霊。キャロルさんたちの組織が作られた由縁とかそういうものだろうか。それは外部の者が知っているとおかしいのだろうか。そんな、有り得ないものを聞いたみたいに絶句されたら気になってしまう。


「どこで、それヲ……?」


『うん?世界から。少し世界を巡っていれば、この程度は容易に……。そうか、貴様たちが隠蔽していたか。失敬、貴様たち組織ができる前に知ったことだ。他の者たちは知らないだろうし、そこまで長寿の存在はなかなかいない。安心して本業に努めよ』


「あなたっていう実例がいるのに、そんな悠長なこと言ってられるカー!」


 おや、キャロルさんが怒った。初めて見たな。でも悠長なのはキャロルさんの方だと思う。

 天の逆鉾の最後の一欠片が今、砕け散った。

 リィイン──!という鈴のような音が辺りに響き渡る。天の逆鉾を構成していた神気が光の粒子となって空へ還っていった。それが全て天へ還ると、ミクが手を伸ばしていた穴から光の濁流が噴き出す。

 その勢いに負けたミクだったが、俺が後ろで支えて倒れることはなかった。そうして触れたことで集中力が途切れて、俺たちが来たことに気付いたらしい。


「明くん……。無事で良かった」


「タマも。……だけど、すぐにここから離れよう。八本目・・・だ」


 神の力そのものに触れてしまったからか、ミクの尻尾が増えていた。夏休み以来だから久しぶりなのか早いのか。いや、刻限の八本目だ。どちらにしても危険信号。

 さっきまで神気を使って術式を発動していたのに、今のミクの身体からは神気が異常なほど感じられる。霊気なんて逆にほとんど感じられないほどだ。今までだって莫大な量の霊気と神気が混在していて、それで神気の方が上回り始めた最近はマズイと思っていたのに、今回はそれ以上だ。

 俺より多かった霊気が感じられないほど、ミクの神気が絶大になっている。宇迦様を超える神気なんて、それはつまり有名な神よりも神らしいということ。それを人間の身体で耐えられるはずもなく、ミクは過呼吸を始めた。


「タマ、呼吸をゆっくり。背中のリズムに合わせて」


「スー……ハー……。スー……ハー……」


 クソ。水とか用意しておけば良かった。天の逆鉾を抜くんだから、尻尾が増えることを想定しておかなければいけなかった。

 背中をさするのは瑠姫と代わる。穴から出ていた光の濁流が龍の形を取り始めたからだ。

 眠っていた存在が、目覚める。


「タマキ、どうしちゃったノ……?何よ、その内側から溢れる力……。霊気じゃないわネ。ワタシが感じられるもノ」


「キャロルさんは悪霊憑きのことを知っていますか?」


「概要くらいハ。タマキはそれってこト?」


「はい。その力が少し暴走しているだけです。少しすれば治りますので」


 この場ではそういうことにしておく。このまま制御できないかもしれないが、そう言っておかないとこのまま押し問答だ。

 ゴンにも神気を抑えてもらうために付き添わせて後ろへ下げると、光の中から赤い龍が現れた。五神の青竜よりも強い、Aさんが連れてきた伊吹山の龍よりも化け物な存在。

 これが、封印されていた龍。


「……久しぶりだな、友よ」


『ああ、久しぶりだ。友よ』


「……そこの狐擬きが、オレを封印していた神か?」


『違う。封印を解いた人間の少女だ。神に近しいがな』


「人間?……正しく人間はそこの女一人だろう。混じり者ばかりではないか。ん?起きたのが久しぶりだからか、身体が鈍ってるな。お前も随分と怠けたようだ」


『だろうな。長かった。だがちょうどスパーリングの相手がいるだろう』


「さすが、準備がいい」


 龍は頷いた後、俺と銀郎を見てくる。いや、戦うことは想定していたけど。ケンタウロスはキャロルさんの方を見ている。キャロルさんが喧嘩を売るからではないだろうか。


『土蜘蛛、話が違う!坊ちゃんたちを京都に返すって話だったじゃないですか!』


『無事には返す。ウォーミングアップに手伝ってもらうだけだ』


「だから横文字やめろって。そいつ殴っていいんだろ?」


『ああ。ただ、殺すな。それがその者たちとの約束でな』


「本気の殴り合いはお前とする」


 超常の存在たちの勝手な取り決め。それに巻き込まれた俺とキャロルさん。

 いや、本気で戦わないと、絶対死ぬ。だってあっちは簡単に人間なんて殺せるだろうし、手加減なんてできないだろう。目覚めたばかりだし。


「……銀郎、付き合えよ」


『御意』


「キャロルさん。そっちはそっちでお願いします。あっちも各々襲ってくると思うので」


「あーもーッ!覚悟はしていたけどネ⁉︎開ケ!」


 キャロルさんは懐から出した木の欠片を出すと、それが棒のように大きくなった。あれも魔術の一種だろうか。

 そんなことを思っていると、その木から上部だけを引き抜くと、中から刀身が出て来た。え、何でキャロルさんが仕込み日本刀持ってるわけ?銀郎の持ってる刀にそっくりなんだけど。


「地に伝わりし、園への讃美歌。追放者アダムを導くための一雫。雫が光るのは一瞬、その光を受け止め、道を拓ケ。道は目に見えず、園へと続かなイ。彼女イブの孤独こそ、子の慈しミ……」


 キャロルさんがそう唱えると、日本刀から西洋剣のような両刃の剣へと形を変えていった。何だろう、あのギミック。あれは呪具のように魔法でできた道具なんだろうか。


『クックック。良いのか?鍵が二つ揃った。後は唄で完璧に揃ってしまうぞ?」


「唄わなければ良いのヨ。……アキラ、このこと、他言無用ネ」


「あ、はい。じゃあタマのこともそうしてください」


「エェ」


 俺は龍へ。キャロルさんはケンタウロスへ向く。

 龍の帰還を祝福するように、神気のベールが夜の帳を煌めかせていた。

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