第54話 エピローグ

 朝を迎えた京都の街。陽の光を浴びた京都は、昨日までとは少し様相が違った。

 被害が大きいということもある。朝になったというのにまだ魑魅魍魎が少しとはいえ残っているということもある。だから下手に陰陽師は撤退できず、まだ争っている。


 そんな些細な違いを含みながらも、日本という国は動き始める。朝が来たのだから、それが人間の生活習慣だというように。

 むしろ陰陽師の方が特殊な生き方をしている。一般人は朝日が昇れば起きて、仕事に向かうものだ。魑魅魍魎の発生メカニズムから夜型の人間にならざるを得ないだけで。


 そんな新しい朝を迎えた京都で一番高い建物、つまりは呪術省の二つある頂の一つにAたちは集まって酒盛りをしていた。灯台下暗しではないが、まさか事件の首謀者が敵勢力の総本山で酒盛りをしているとは職員たちも露とも知らずに探し回っている頃だろう。

 Aは酒にそんなに強くないので、飲んでいるのはただの果実水。姫も同じく抹茶を飲んでいた。実質飲んでいるのは鬼二匹だけで、実体化したままの麒麟と黄龍も横たわりながらくつろいでいる始末。


 それもこれも姫が隠蔽術式を施しているからだが。大峰が風水を使えず、呪術省にも風水の術者はいなくて、姫以上の陰陽師がいない時点でAたちは見付かるはずがなかった。

 非常識の例外を除いて。

 屋上にAたち以外の、陰陽師が辿り着く。

 空から来たわけでも、そこまで自分の存在を隠蔽していたわけでもなく。その場に何の前触れもなく現れていた。まるで転移してきたかのように。


 そんな侵入者に対して、誰一人警戒しなかった。麒麟と黄龍は一瞥した後そのまま現状維持。鬼たちは軽くよっと挨拶して酒盛りに戻る。唯一姫は、恭しく西洋風のカーテシーをしてその人物に敬意を称した。

 その人物は迷うことなく、Aの後ろに立つ。Aは振り向くことなく、京都の街を一望しながら飲み物に口をつけるだけ。


「明たちを襲うのは約定違反ではなくて?あの子たちは式神がいるとはいえ、まだまだ子どもなのですよ」

「終わった後に言うのは少々ずるくないか?きちんと事前に言っておいただろう?あれは珠希のためでもあるのだが」

「とはいえ、あの子たちは事前に何か対策が取れたわけでもない。彼らが完璧に対処してしまえば、疑いをかけられかねません」


 凛とした声。その女性の外見年齢は三十代前半といったところか。その女性の肉質はどこも豊満で、母性をありありと示すその体型は有象無象の男共なら迷わず凝視してしまうだろう。下品ではなく、黄金比と言って良いほど整えられたバランスに、滲み出る気品。そして陰陽師としても圧倒的な霊気。

 二物どころか三物以上も与えられた女性。同性であっても僻むのではなく、ああなりたいと思うような羨望を抱かせるような魔性さえ感じさせる女傑。


 その手には手首辺りから大きく膨れ上がり、黄色と黒の縦じまが入ったモフモフの毛皮と鋭く光る三本の爪があり、上頭部にも毛皮と同じ色と縦じまをした犬に酷似した耳が生えていようと、忌避の目で見られるよりも尊敬のまなざしを向けられただろう。

 実際外道丸が抱きたいと思うような良い女だった。


金蘭・・。つまりはアレか。これ以上ちょっかいをかけるなと」

「適度なら文句は言いません。あなたが直接手ほどきをされるとかであれば。あなたは毎度毎度大事にしすぎなのです。他にも呪術であえて制限をかけさせて、耐性をつけさせるなどやりようはいくらでもあるでしょう」

「今回お前が明に霊気の過剰譲渡をして、行動を抑制したようにか?」


 振り向きながら口角を上げてAは問う。その答えに返事をする代わりに、金蘭も妖艶な笑みを浮かべていた。


「ええ。別にこのような、日本ごと替える必要はなかったでしょう?あなたが変化を望むのはあの二人だけ。違う意味ではもう少しいるのでしょうが、大きな意味では明と珠希だけ。あの二人に過保護になれば良かったのでは?」

「あの頃のように、お前を弟子入りさせたようにか」

「はい。それとその仮面、外していただけません?被る意味がないでしょう」


 そう言われても、仮面を外そうとしないA。手にはかけたが、外すことなくそのまま降ろしてしまった。


「明たちの傍に居なくていいのか?まだ魑魅魍魎は闊歩しているぞ?」

「弟が近くにいますから。吟が負ける存在があなた方以外にいると思って?」

「神々も目覚めたというのにそれは不敬ではないか?龍などがくればさすがの吟でも厳しいだろうに」

「それでも何とかしてくれます。あの弟は。式神もいるので問題ないでしょう」


 話を逸らされたとわかっていても応対は続ける。それだけ吟のことを信頼しているという証左と、この会話を続けたいという金蘭の我侭からこのやり取りは続けられる。

 他の一人と二匹はいわゆる蚊帳の外だったが、それを気にせず彼らは会話に割り込まない。金蘭がここに来るということは、それだけ珍しいことだ。

 彼女が安倍晴明の直縁たる難波家の土地や人々から離れる時はよっぽどの事案だ。いくら吟がいるとはいえ、むしろ晴明の式神双角が一緒にいない場合の方が珍しい。


「ふむ、それもそうか。吟は頼りになるからな。何せ悪神狩りの天才だ。こうして変化した世でもどうとでもできるだろう」

「……そこの鬼たちや瑞穂もいいとして。あなたは本当に呪術省を破壊するつもりですか?」

「ああ。何故みんなそれを聞くのだか。当たり前だろう?陰陽を司れない人間は、陰陽寮という名を捨てた。呪術を司るわけでもないのに名ばかり借りて、それで何と為す。この二本の柱は金蘭と吟を示すらしいぞ?」

「あら。ではあちらを切り落としても?不快です」

「その感情と変わらず私は動いているだけだ。お前は知らないだろうが、人間は海の外を詳しく知ってから狂った。外敵から守る力を求めた。内側すら綻びだらけなのにな」


 Aは失笑する。人間の有様を長年見続けてきた。内輪もめに外敵の排除。はたまた海を越えた先の領土を目指しての侵攻。平安より前から海の外へ知識を求めたが、その時はまだ航海というものが安全を保障できない物だったためにそこまで問題にはならなかった。

 だが一度技術が安定し、未知を既知のものに変えてしまえば。悦と楽という蜜に誘われてしまえば、蝶と変わらず人間もそちらへ流れる。


 そしてそれこそが毒だった。蜜を追えば甘いだけではなく、その蜜を狙う者、守る者がいるのも当然。競争になれば労力と苦を注ぎ込んででも一度知った快楽へひた走る。

 そういう弱者なのだ。人間は。


「あいにく、千里眼など使えないので」

「それでも、お前は平安最高の陰陽師だった。晴明も法師も敵わない、陰陽を司る中庸そのものだった。千里眼だの星見だの、あんなものしょせん先人の賀茂の顔を立てたに過ぎない。金蘭。お前は正しく陰陽を体現するものだ」

「御冗談を。それはまあ、陰陽を司るべく研鑽を積んで、あなたに弟子入りしたのですからそうなりましょう。ですが私が平安最高の陰陽師?あなた方に勝ることなど一つもないのに?玉藻の前様の足元にも及ばない若輩の私が?」

「玉藻の前と比べるな。彼女は特別だ。それに彼女の一歩後ろには確実にいたさ」


 本心でAは言っているから始末に負えない。そのありのままの言葉で瑞穂を口説き落としたのかと金蘭は諦観していた。その思いは事実で間違っていないから余計に手に余る。

 玉藻の前は存在からして別格だった。日本神話の頂点と言っても過言ではない天照大神の分け御霊。まさしく神の一柱に混ざり者の分際であと一歩の所まで追いついた金蘭はまさしく平安最高の陰陽師でもある。

 陰陽師の始祖と神様を除けば、そういう評価になってもおかしくはないが。その頂点二つが高すぎて金蘭はそんな評価を受けることが分不相応だと感じていた。


「不快です。私にそのような評価を下すあなたが。私の前だというのに名と姿を偽ったままのあなたが。あなたの正体に行き着く明も康平もここにはいないのに。康平はあなたのことを知っているでしょう?……何度不快と言えばその仮面を取ってくれるの?」

「何だ?仮面のまま会いに行ったのが気に入らなくてここまで来たのか。全く、困った愛弟子だな」


 そう言ってようやくAは仮面を取る。その姿はとある喫茶店で晒していた顔と同じ。

 だが、知っている人間が見れば誰もが気付く。藍色の切れ目に、変色してしまっているが艶のある白髪。そして誰が見ても理性的な精悍なる面影。

 そう、その顔はまさしく一千年前に陰陽術を産み出した始祖――。


晴明様・・・。今一度約束を。難波家の次期当主明と、その婚約者那須珠希に不条理な課題を与えないと」

「本当に過保護になったな、金蘭。……いや、私のせいか。ああ、約束しよう。彼らには私から不条理な試練は与えないと。どうせ世界は流転した。これから彼らには変化の代償たる事件に巻き込まれるだろう。それで彼らが成長すればいい。だからお前も今回のように意地悪をしてやるなよ?」

「御意。ですが、一度身体に覚えさせれば耐性も産まれます。これで明の霊気は増え、私からの妨害も術式を理解して反発するでしょう。陰陽術の基礎から分岐した私の術式を知れば、明は更に成長するでしょう?」

「よくやった。さあ。明、珠希。一千年前とは異なる結果を、私に見せてくれ」


 Aは空になった杯を空へ掲げる。その杯は石川県能登にある酒垂神社で奉納もしたことのある金の盃。

 それはいささか、Aが持つには可愛らしいものかもしれない。

 何せ恋愛成就の神へ捧げた聖なる杯なのだから。



 建巳月けんしげつの争乱。先日の事件をそう呼称することが決定されて三日。建巳月けんしげつの争乱からはちょうど一週間経ってから。俺たちは鴨川にあるとある喫茶店に来ていた。

 この一週間、日本は激動の一週間だった。見たこともなく、とても大きな、霊気も膨大で朝日が昇ろうと消えない存在の群雄割拠。京都以外にも百鬼夜行と変わらない群体の襲撃にそこかしらから感じる巨大な力。


 陰陽師はその大きな力に畏怖し、一般人は突然増えた魑魅魍魎と思われる存在からの被害に頭を抱える。

 その巨大な力が神気で、魑魅魍魎と思われているのは大半が妖や土地神だ。それを呪術省が把握していないか、把握しているが公表していないだけ。そのためプロの陰陽師は昼夜問わず調査や戦闘に駆り出されている。


 非常事態宣言が発表されて、それがいつ解除されるかの見通しも立っていない。ゴン曰く眠っていたものが起きただけらしいから、今の状態はずっと続くということ。日本という国は神も妖も魑魅魍魎も境なく根付いていたのが原初の姿らしいので、むしろ今の方が正常なのだとか。

 過去視で視た限り、たしかに今の状態の方が平安に近しい。原初回帰、ということだ。


 俺たちの周囲に話を移すと、まず学校は再開されていない。

 学校の建物への被害もそうだが、死傷者への対処もあった。その諸々と父兄から今の京都は危険だから引き取るという声も多く、帰省する生徒も多かった。先生たちの多くも負傷していたし、授業なんてやれる状態じゃなかったってことだ。


 俺たち四人は誰も帰ってないけど。向こうの状況を聞いて、大きな被害が出ていないことを聞いて安心したことと、Aさんたちに会えないかと思って残ることにはしていたのだが、結果は空振り。

 あと情報収集をしたかった。陰陽に関することだったら東京より京都の方が情報が手に入る。あとは大峰さんという麒麟がいるから色々と知れるし。ミクたちと情報の摺り合わせをしたかった。


 今日この喫茶店に来たのも一つの目的があったからだ。

 昨日のうちに俺の部屋に一匹の簡易式神が手紙として届いた。差出人はAさん。内容としては喫茶店への招待だ。美味しい店だから行ってみるといい。お金は先払いしてあるから好きに食べたまえ。珠希君はもちろん、友達も連れて行きたまえ。


 そう書かれていて、本人たちに会えることも一応期待してやってきていた。祐介も天海も家に帰ってやることもなく、いつ学校が再開されるのかわからないのでこちらに残っている。あとはゴンから教えを受けてもしもに備えている。

 祐介は勘当されているようなものだから陽気だが、天海は裏・天海家なんてものが出てきたために分家一同の当主が本家に集まって集会を開いているらしい。その結果は後で教えてもらうことになっている。


 父さん曰く、悪い集団ではなく、むしろ影から日本を支えている集団らしいが。呪術省の無能を尻拭いしている者たちを裏側の住人と呼んでいるらしい。それは大変な仕事だと思ったし、子どもですら無能だと分かる呪術省が破綻しない理由もわかった。

 ウチの難波家も半分裏側の住人だとか。正確には表と裏の橋渡しをしているらしい。当主になった時責任重大だな。


 さて。俺たちが来ている喫茶店だが、鴨川周辺でかなりの有名店らしい。お昼の今は全席埋まっている。そんな中俺たちと式神で二席占領しているのは申し訳ない。予約席として一番景観が見られるテラス席を用意されていたことには驚いたが。

 この様子ならAさんも姫さんもこないな。来たら注目の的だ。


「難波君、よくこんなお店予約できたね」

「あー、知り合いのツテ」


 ウチの学校襲った人たちに勝手に予約されていたとは口に出さない。ミクには言ってあるけど。

 メニューを注文しようとして手を挙げると、返事をしてくれたウエイトレスさんではなく、何故かわざわざ奥へ行って、そこから四十代くらいの男性がやってきた。

 まさか、ここってAさんの息がかかっているお店なのか。


「いらっしゃいませ。難波明君とそのご友人。今日は好きなものを注文してくれ。とはいえそちらのお稲荷様にはもうお出しするメニューが決まっているんだが」

「お手数おかけします」


 ゴンはいつも通り外出用の犬の格好をしているのだが、すでにバレていた。たぶんAさんが事前に言っていたんだとは思うんだけど。


「いやいや、気にしないでくれ。康平殿にはお世話になっているんだ。姫さんたちにもご贔屓にしてもらってるからね……」

「父に、ですか?」

「ああ。返しきれない恩がある。腕によりをかけるから、楽しみにしていてくれ」


 はて。京都の地で父さんに恩があるとは。姫さんとは別口らしいし、何をしたんだろうか。というかやっぱり姫さんたち御用達の店かよ。

 それはさておき各々注文していく。写真を見ただけで美味しそうなことは分かる。ゴンたちも特に困った注文をせずにオーダーを終えていた。

 しかしあの店長さん、Aさんにいいように使われているんだな。苦労が滲み出てたよ。


「やっと日常が戻ってきたってところかね?お昼に外食して、復興が進められているってことはよ」

「変化したことに順応したんだろ。どうしたって明日は来るんだから」


 祐介が周りを見ながら呟いた言葉に、訂正を入れる。変化する前の日常になど戻りっこないんだから。人々はただその変化を受け入れ始めているだけ。

 対岸の火事を気にしないというか、魑魅魍魎関係の変化が起きても一般人は陰陽師に丸投げ。何もできることがないからだ。Aさんという呪術犯罪者が再び現れたことに関しても同じ。

 見かけて通報することはできても解決することはできない。なら、日常を取り戻すしかないというのが現状だろう。


「仮面をつけた呪術犯罪者A。建巳月けんしげつの争乱なんて呼ばれた事件も一切解決してないからな。呪術省は血眼、一般人は傍観。そんなもんか」

「あの瑞穂さんを式神にしている人ですからね。瑞穂さんには誰も敵わなかったみたいですし……。マユさんも瑞穂さんの式神と互角だったようですよ」

「玄武で?それよりも上の陰陽師……。うん、呪術省でも見付けられないな」


 今必死になって呪術省はAさんたちを捜索しているし、瑞穂という肩書きの説明もしていた。麒麟という存在は隠したまま。

 だから俺たち以外と話す時は麒麟についても話さないようにしている。今も祐介の話にミクが合わせた。父さんたちにも相談したが、俺たちが知っていることは外に漏らさない方が良いということになった。


 それはもちろん、大峰さんであっても。祐介と天海であっても言わないことになっている。難波が裏側の住人なため、表側の住人を巻き込まないため。危険だった場合は情報開示も辞さないが、基本的には口を割らない。

 呪術省が本来やることを、わざわざ裏側の住人がやる必要がないということ。何故呪術省が情報を隠すのか、その真意を探るため。厄介ごとを一つでもなくすため。


 呪術省に反旗を翻す可能性があるので、そこまで懇意になるなという当主命令。

 ように、情報規制さえしっかりしておけば今まで通りでいいということだ。

 というかAさんたち、確実に京都のどっかにいると思うけど。


「マユさんで勝てなかったら誰が勝てるんだよって話だよな。そんな人らに襲われた俺らは確実に運が悪かった」

「それもあるけど、もしそんな人たちが呪術省を襲ったらすぐに壊滅しちゃわない……?」

「するだろうなあ。仮面付けてたから特定できていない最強の陰陽師に、裏・天海家の当主だっていう瑞穂って人。この二人とあの鬼二匹いたら四神がそれだけで手一杯どころか負けるかもしれない。他に戦力があったら呪術省なんて一晩で沈むな」


 天海の言葉にそのまま頷く。本当の話、マユさんと大峰さんでようやく姫さんを抑えられる。その姫さんがあの四組の中で最弱というのだから手に負えない。外道丸は青竜を瞬殺したらしいし。

 となると、あの四組だけで呪術省を落とせるということだし、今回のように百鬼夜行を呼ぶこともできるらしいし、俺たちいなくても呪術省潰せないか?何で俺たちを勧誘するかなあ。


「これからどうなるかねえ、日本は」

「呪術省がまともに対応しなければ、滅びるだろ。近いうちに。タマ、そうなったら外国のどっかにみんなで引っ越すか」

「そうですねえ」

「二人がそれを言うとシャレにならないからやめて……」


 天海が青褪めつつそう言うが、日本というか地元が好きだから本当によっぽどのことがない限りあの地元から去ろうとは思わないけど。

 まず陰陽師ってその体質から海外に出ることかなり制限されるしなあ。陰陽術を使ったら罰金まで発生するし。

 日本がどういう道を歩き出すのか知らないけど、バカな道を歩まないことを祈りつつ、俺たちは運ばれてきた料理に舌鼓を打つ。


 どうか平穏な日常を。狐を保護して、地元で静かに暮らしたい。

 それってそんなに難しいことかなあと思いつつ、変化してしまった日本で生きていくために将来を案じるのは当然だった。

 最終手段として、本当に日本を捨てなくてはならないかもしれないことも一つのありえなくはない選択肢だと、頭の片隅に置いておきながら。

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