第3話
私は物事を悲観的に捉えることが多いようだ。基本的に仕事には後ろ向きだしこれからのこともできるだけ悪いことまで考えておいている。その点くらいが彼との共通点だろうか、他はあまり思い当たらない。
彼にはよく相談をされる、とはいっても私には解決能力もなくする気もないただの聞き手である。彼はそれで満足なのだろうか?私にはよく分からない。
彼は容姿が良くまわりにもてはやされる、俗に言うモテる奴なのだ。それは彼の容姿がいいからなのか八方美人な性格によるものなのかは図りかねるが基本的にまわりに人がいる。これぐらいだろうか彼の特徴と言えば‥
さて例のごとく私はまた寝坊(これは一般的に言われているだけで、私には必要な時間の睡眠をとっているつもりだ)するわけだがここから始まる嗜好がこんな下らないこととは
と思いつつ目を擦りつつ私は軋む階段を降りる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます