第二部のまとめ その二(読み飛ばし可)


 大分ややこしくなってきたので今回は二部のまとめを、今回はダイジェスト方式で書いていきます。

 ここまでの流れを把握している人は読み飛ばして下さって構いません。

 ダイジェスト可にあたり、実際に投稿した流れと順序が多少変わっていますが内容については同じです。

 それと、重要でない部分に関しては出来る限り簡略化しておりますのであくまでも流れの把握に役立てて頂けると幸いです。


 ちなみに世界地図も用意しましたのでURLを載せておきます。興味がある方は是非。


https://29571.mitemin.net/i421107/




 前回のまとめで書いた部分で全員ローゼリアへと集合しましたのでその後から。




 アシュリーがローゼリアに到着すると、そこには魔王メアと、自分の妹であるナーリアが一緒にいた。

 誤解したアシュリーはメアと戦闘になるが、ナーリアの説得で今のメアに記憶が無い事、魔物と人間との同盟の事などを理解してもらう事に成功。

 そして離れ離れになっていたそれぞれがローゼリアに集合する事になるが、障壁に阻まれローゼリアに入る事ができない。



 元々宝の番人であったシリル、人型アーティファクトのメリーは障壁をすり抜けられたため、まずは二人が中を先行して捜索する事に。

 そこで目にしたのは沢山の魔物の死骸、そして魔物を殺していたであろう魔族達の死骸。

 その魔族を殺していたのは二人が知らない男性三人、女性一人のパーティ。


 シリルとメリーは知る由もないが、それはデュクシ率いるパーティだった。



 その後転移で中に入れる事が分かり、何組かに分れて捜索を開始。

 その中メアは謎の魔物に遭遇。自分の記憶の中に微かにあるその魔物を、本来の姿に戻す。

 女性の姿になったそれはメアの事を恨んでいるようだった。そして、「ロザリア」と呟きどこかへフラフラと去ってしまう。


 それぞれが城に到達すると、宝物庫を地下に発見し探索している所に神、アルプトラウムが襲来。


 戦闘の後にメリーを奪われてしまう。結界に閉じ込められた皆に神はご褒美と言い、サクラコ達と行動を共にしていた姫をローゼリアに呼び出す。


 そこで姫と神の戦闘になるが、結界の中からはその姿が見えない。

 そこでショコラの手鏡で姫の姿を映し出す事にしたのだが、ショコラはそこでおかしな事に気付く。

 そして、ショコラはいろいろな違和感の正体を見破るのだが、誰にも話さずその場はやり過ごす。


 皆が結界を脱出するとそこには既に姫の姿は無く、一度魔物フレンズ王国へ帰還する事に。


 その後ライゴスはメアの力をかり、不死の病にかかったリナリーという少女を助ける為に奔走する。

 その中で、彼女の身体を蝕んでいたのは病ではなくアナトミー骸蟲という、以前魔王軍が開発した物だった。

 生物をゆっくり魔物に変えてしまうその蟲を駆除して周り、そして、それを作ったクワッカーという魔物まで辿り着くが、誰かに盗まれて居ただけだったと知る事になる。

 おそらくそんな質の悪い事をするのはアルプトラウムに違いないという結論になるが、それ以上どうする事もできないので再び魔物フレンズ王国へ帰還する。



 一方、姫は自分の記憶を取り戻す為エルフの森を目指す事になったのだが、その旅の途中謎の少女に付けまわされる事になる。

 サクラコの機転で、その少女がショコラである事を見破り、話を聞いた上で目的地をニーラク近辺の遺跡へと変更。

 その際、遺跡の場所を知るめりにゃんと合流。



 見事遺跡の奥まで辿り着いたが、そこには遺跡と同化しているメディファスが。

 姫が以前手に入れたメディファスが、遺跡から切り離された際に残った部分が再生し、遺跡の防衛をしていた。

 姫はそれも撃破し、遺跡のメディファスに剣のメディファスを修復するように頼む。


 そして、剣の中からメイディ・ファウストという神が現れた。

 彼女はアルプトラウムと同化していたのだが、以前魔王メアと姫が戦った際にアルプトラウムが剣の中へと移動させていた。


 彼女からローゼリアとアルプトラウムについての事情を聴く。――詳細はぼっち姫外伝参照――


 そして、メディファスというのは彼女の欠片、レプリカである事が分かった。世界にいくつ現存しているかは分からないが、メディファスは世界にちらばり、時に遺跡と融合し、時にアーティファクトと融合していた。


 復活した剣のメディファスにより姫の記憶は戻るのだが……姫は何も変わらないと嘘をつく。

 ショコラだけを連れてローゼリアへ転移し、自分にまつわる場所であるローゼリアを見て歩いていると、見覚えのある女性と出会った。

 この女性はメアが人の姿に戻したあの魔物だった。


 女性はローゼリアの中で何かを必死に探していた。それは蝶の形をした髪留め。

 彼女は姫の事を「ロザリア」と呼び、その髪に髪留めをつけると、満足したように動きを止めた。


 姫も、彼女を「ガーベラお姉様」と呼んだ。


 ガーベラの埋葬が終わったのを見届けて

 ショコラは姫の事を「詐欺師」と呼ぶ。


 姫は、プリン・セスティでは無かった。




 一方でデュクシはロンザ、コーべニア、ヒールニントの三人と旅を続け、各地の魔族を討伐して周り、いつしか新たな勇者と呼ばれるほどになっていた。


 自分の力だけで魔族を殺せるだけ殺し、もし力尽きたらそれはそれでいいと考えていた彼は、三人との交流で少しずつ温かい感情を取り戻していく。


 やがて彼にとってヒールニントはかけがえのない存在となり、守るべき者ができた。


 その矢先、とある村で強力な魔族に襲われ、ロンザ、コーべニア、そしてヒールニントまでも命を落としてしまう。


 再び絶望に染まった彼の前に姿を現したのは神、アルプトラウムだった。



 彼はデュクシに提案を持ち掛ける。ヒールニントを助ける代わりに自らの手伝いをしてほしいと。

 デュクシはそれを断るが、特別にと言って無償で因果を捻じ曲げ、デュクシは再び村へ向かっている最中まで時をさかのぼる。


 しかし、起きた事を説明するとヒールニントは運命を捻じ曲げるのは理に反し、デュクシを追い詰めると判断、自ら命を絶つ。


 再び神を呼び出し、もう一度とまくし立てるが、神はもう出来ないという。しかし、それと同じことをデュクシの【運を天に任せる】と【確率操作】の融合スキルを使えば出来ると示唆し、デュクシは果ての無い絶望へと向かう事になった。


 何度となく、あらゆる手段を試してもどこかでヒールニントは死んでしまう。

 彼の心は既に壊れていた。そして、神は彼女を救う手段として自分との融合を持ち掛ける。


 神と悪魔はどう語り継がれるかの違いしかなく、神であり悪魔だという話を聞いてデュクシは自らを悪魔と化す事に賛同した。



 一人の愛しい人を守る為に。

 そして、


 神であり勇者である彼は、自らの名前を語るが、そこにはアルプトラウムの本来の名前、アルフェリアと、メディファスレプリカという言葉が続いていた。


 彼もまた、メイディ・ファウストの欠片と融合した存在だったが為に強力なスキルを持って生まれてきたのだった。

 そのせいでアルプトラウムに目をつけられる事になってしまう。




 セスティでは無かった姫はいったい誰なのか、そして本当のセスティは今どこに居るのか。


 そして神と融合したデュクシ……ハーミットはこの先どのような動きを見せるのか。




 その答えは、第二部 八章:悪という存在。をお読みいただければと思います。


 八章は第二部終章の予定です。


 それでは引き続きお付き合いくださいませ。


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