ツインビーレインボーベルアドベンチャー
いいゲームって何?面白いゲームの事。
面白いゲームって?わかりやすいのに奥が深い。
古今東西、生き残っているのはだいたいそんなである。
この作品も、あるいはそうかもしれない。
当時(1994年)すでに本職のシューティングを離れキャラゲーになりつつあったツインビーシリーズの一作である本作はやはりシューティングではなく、アクションゲームである。
だが、動かすのは戦闘機であるツインビー・ウインビー・グインビーである。
その結果どうなったか。
ジェットを溜めて大きくジャンプする事ができる、その気になればそうやって空も飛べる。さらにパンチを溜めて直線上の敵をなぎ倒せる。レーザーを手動で撃てる(あまり使わないが)。
そして三人もきちんと差別化されている。ウインビー→ジャンプ重視、グインビー→パンチ重視、ツインビー→バランス型。困ったらコナミコマンドである。
で、このゲーム。その気になれば30分でラスボスを撃破できる(10分と言うのがあったがスーパープレイなので)。デメリットは何もない。ただエンディングが貧相なだけだ。
そしてやりこみ要素として「妖精」と「扉」と「ゴール」、あとついでに「目標タイム」が存在する。
目標タイムと言うのは各ステージごとに設定されたタイムであり、それ以内にゴールするといきなり最強になれる。クリアできるステージを作っておけば、難易度もぐっと下がる。
そしてゴールと扉はわかりやすいが、妖精が難しい。それこそたった一人の妖精(全部で193人)を探してステージ中を駆け回る事は一向に珍しくなく、あっちもこっちも駆けずり回って廃人化しても誰も責めない。
で、そのパーセンテージを埋めて行くと、ラスボスが強くなる。もちろん100%の時が最強であり、こちらも本気で行かねばならなくなる。
ああついでに言えば、このゲームは無限コンティニューである。さすがにステージの最初から戻されるが、根気さえあれば誰でもクリア可能なのだ。
お遊びと言う点でも、いわゆる漫才デモを思わせる事前会話がある。キャラクターのそれを知るのも楽しく、ともすれば廃人ゲーになりがちな心を癒せる。またさっき連続溜めジャンプで飛べると言ったが、一部の面では本当に9999キロまで行ける。そこにはアイテムベルがたくさんある。これもまた面白い。
難点としては即死トラップがやけに多い事だが、それは元がシューティングゲーと言う事とコンティニューの簡易さに免じてもらいたい。
……WiiUのVCが生きている内にどうぞ!
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