第三話 響

「風見さん、貴女はどうしてこちらに」


仕事の口調でレオは小百合に話す。


「この階に自販機あるから、買いに来ただけ。 そしたらこの二人がいた。 レオのお客さん?」

「社長だ」

「え⁉︎ 響! あんた歌えるようになったの⁈」

「違うってーの! 俺はもう歌わないって言ったろ!」


響と小百合にしかわからない受け答えが行われる。その雰囲気は突っ込もうとしたクロッツでさえ、控えてしまう圧だった。きっと何か話してはいけない事なのだろうと、クロッツもレオも感じていた。


「なんの会話をしていたのか知らんが、社長がお待ちだ。 来い」


レオは二人を連れて行く。小百合は最後まで響を見つめていたが、響は合わせることは無かった。



*



会議室は外の光を取り込み、電気が付いていなくとも明るかった。白く、シンプルな作りだ。長いテーブルの先には足を組んで外を見つめる女性がいた。レオが声をかけると体を大きく揺すり、反動をつけて立ち上がる。彼女は凛々しい顔つきをしており、成熟した女性の手本と言えるべき綺麗な容姿である。


「初めまして。 あれ? 貴方」


響だと理解したが、彼女はそれ以上言葉を続けなかった。それは響も同じだった。響は目線を合わせても顔は斜め下を向いていた。


「おほん。 私はエーゲ社の社長、リベラ亜希です。 まずはごめんなさいね。 レオが手荒な真似をしたそうで。 丁寧にやってこいと言ったのに、事後報告が『銃を構えて脅した』って言うし」


リベラはレオにちゃんと謝れと命令する。響とクロッツは強面のレオの事だから謝りなどしないと思っていたが、レオは返事をすると迷うことなく頭を下げて二人に謝る。思いもしない事と、素直に言うことを聞くレオが不気味になった。


「お前! 社長さんの前だからって態度違いすぎだろ!」


昨夜のことを踏まえればクロッツの反応は当然だ。社長の前では真っ当に振る舞う部活。と言う典型的な上下関係だ。


「バカ言え。 命令されたから言っただけだ。 お前はその判断もできんのか。 低脳」


手のひらを返した罵倒にクロッツは唖然とする。リベラはやれやれと額に手を当て、響達から離すために、自身の後ろにレオを立たせる。


「また変なこと言わないように早めに要件を終わらせるわ。

あなた達が保護したあのロボットは私たちのものではない。製造元が無いから何処のものかもわからない。

でもアレは私たちの社内に、しかもエーゲ社における中枢AIの入り口前にいた。

尋ねたら『昼寝していた』と答えたけども、反応が妙に生々しい。まるで意思があるよう」

「それがどうして盗んだことになるんだ? 俺の店にもあいつは寝ていたけど何もしてなかったぞ」


食い気味に響がリベラに被せる。響は先程からリベラに対して強張った表情のままである。


「だって私たちの会社では新しい開発として、こういうのを作る予定だもの」


開発、AI、そう聞けば何かのロボットやアンドロイドとわかる。しかしリベラはレオを指さす。明らかに性格も、意思もある、人間にしか見えない彼を指差した。響とクロッツは人間を指差したとしか思えず、理解が出来ない。


「こういうのよ、こういうの。 殆ど人間としか思えないAI」


リベラはニコニコと話を進めようとする。部屋中に響く声でクロッツは遮る。


「に、人間じゃ無いですか! え⁉ き、機械なんですかこいつ⁉ だって、自由な感じなのとか、性格とか、見た目とか、色々!」


その反応は予想していたとリベラは落ち着かせる。


「AIは絶えず進化している。そして最終の形として、また壁として『意思』がある。だけど私たちは流石に意思までは作ることができない。 でも、レオを見た時、意思がある普通の人間だと思わなかった?

そう、思わせる事が大事。 受け手がそう感じれば有るものになる。

まぁ細かい話は言えないので、こんなことをやろうとしているのよ。実験で」


簡単にリベラは話すが、世界が変わってしまうほどの技術に響は恐れを感じていた。昨夜のことも、今目の前にいる人間は人間じゃ無いと。視覚と経験が邪魔をし、人間にしか思えない。勝手に感じていると頭で考えても訂正するのが難しい。エースは見た目がロボらしいからまだ頭ではAIかもしれないと思えた。


「こういう意思がありそうに見えるAIを開発していたから、あのロボットは盗んだのしか思えないのよ。 セキュリティも万全、監視カメラも、勿論あるのにあのロボットは中枢AIの部屋の前にいた」


真剣な表情で語尾も重々しい。しかし響はエースを渡したくなかった。エースは嫌だと言っているからだ。もしそれが意思ではなく、AIとしての反応だったとしてもやはり、自身の善が働く。レオの行為も、快いものではなかった。響は返事に戸惑う。しかし、リベラは表情を変え明るく提案をする。


「でも!返す気がないのは構わないの! その子の情報が欲しいの。 だから、あなた達に保護させるから、こちらの会社から観察をする人を送るわ! それでどうかしら」

「あいつ、俺の家に住み着いてるんですけど」

「向坂くん、あなたの邪魔は一切させない。 もう関わりがないんだから、大丈夫。そのロボットだけよ」

「そうですか…。 でもロボットが嫌がるならやめてもらいますよ」

「大丈夫! 関わらずに端で観察だけさせてもらえればいいから」


クロッツは同意寄りの響の肩を掴み耳打ちする。


「響! いいのかよ」

「別にエースがこっちに来るのが嫌がっているだけだし。 流石に俺だってエースが何者かぐらいは知りたい。本当にここの会社のデータなのか。 もし危害が加わるようなら…まぁ…この会社なら大丈夫。 俺がなんとするから」

「お前、本当にこの会社となんか関わりあんの?」


響は答えず、リベラにロボットや自分たちの生活を邪魔しないように観察する事を条件に、観察する人物の許可を取る。


「うーん、なら、レオ! あなた行ってらっしゃい!」

「嫌だ!俺が嫌だ! こいつ怖い!」


駄々っ子の様に首を横に降るクロッツ。リベラはレオにいくつかの命令をする。


「レオ、命令です。 その怖いのやめなさい」

「曖昧です」

「向坂君やこの金髪の子に対してお手伝いをできる限りしなさい。 嫌だと言われたならすぐにやめなさい。つまり、協力しなさい。 あのロボットが懐いているのは此方の方々でしょうから」

「わかりました」

「これで大丈夫。 ダメだったらすぐ連絡して頂戴」


響とクロッツはレオ以外ではダメかと尋ねるが、リベラは頼む形でレオを実験として送りたいようだ。賛同しないクロッツに対して、響は悩むもレオを受け入れることにした。クロッツが嫌だと言うものをなにも考えずに受け入れるほど響は考え無しではない。こんな口約束だけで信用できない相手を信じる響にクロッツは疑問でしかなかった。しかし響に尋ねることはしなかった。リベラに会ってから今まで通して表情が硬かった。早くここから出て行きたそうに、足元がソワソワしている。クロッツは渋々レオを受け入れることにした。部屋を後にしようと響が出て行こうとする。クロッツが肩を落とし、響に続く。

リベラは出て行く響から目をそらさなかった。二人の足音が遠くなった時、レオは口を開く。


「向坂響とお知り合いでしたか。 先日お話しした時には何も反応されませんでしたが」

「まさか本当にあの子だとは思わなくて。 ちょっと驚いたわ」


ふふっとリベラは楽しそうである。


「レオ、私が貴方に、あの子の元にいるのを決めたのは何も情報収集の為だけじゃない」

「理由は」

「言ってもわかりにくいから、見た方が早い。 今からあの子

達のお店に行くわけでしょ? 今晩、寝ないでいることをお勧めするわ」



*



響とクロッツは再び映像が流れるビルの前を歩いていた。エーゲタワーから出て以来、響は一言も喋っていない。無言に耐えられないクロッツだが、話しかけて響の機嫌を悪くしてしまうのも嫌であった。何度も話しかけようとするものの、結局話しかけられていない。


「なぁ、あのグループ6人いたのって知ってるか」

「へ?」


突然響が問いかける。視線の先は行きに見たアイドルグループのPVである。『BJAS(ビジャス)』と言う名の男性五人のアイドルグループ。アイドルグループだが特別容姿端麗でもない。しかし、バラエティもドラマも教育番組もこなし、老若男女問わず国民的に支持されている。きっと日本で知らない人はいないだろう。最近は海外にも進出しているが、5人体制である。一昨年まで外国にいたクロッツはBJASについて詳しくは知らない。


「6人だったの? 俺は知らなかったな。 いつ頃まで?」

「別に。 知らないならいい」


クロッツは話を広げようとしたが、結局スタスタと響は歩いて行く。

PVの映像を見るも一体なぜそんな話を振ってきたのか理解できなかった。


「…まさかあいつ、エーゲ社にBJASがいると思って、ファンで会えなかったのが残念がってるのか?」


そうなのだろうなと納得をするクロッツ。勝手に決めつけたことに何も疑いを持たない彼の特徴だ。

帰路は結局、この会話以外何も話さなかった。空いている下りの電車に乗り、各駅停車しか停まらない簡素な駅に降りる。住宅路の中にある、いつものバーの入り口が見えた時、誰かが立っていた。レオが先回りしていたのだ。クロッツは足を止めるが、響は気にせずレオの前を横切り中へ入って行こうとする。


「俺たちに迷惑だけはかけるなよ。 エースも、お前の事怖がってるからな。 おとなしくしてくれよ」


ドアを開けると、赤・水色・黄色とカラフルな毛糸が床一面に広がっていた。視線をテーブルに向けると、宮本さんとサクラが何かを編んでおり、エースが乱雑に毛糸に包まれていた。


「ア! 響、おかえり・・・(゜゜)! その後ろにいるやつ! なんでいるんデスか!?」

「だれだれ? 響のお友達?」


エースはサクラにしがみつき、サクラは興味津々だった。宮本さんもエースと同じく、驚き、言葉が出なかった。


「まず落ち着け、エース。 そしてな、お前、生まれがわかってないんだろ」

「そうデスよ。 覚えていないと言うのが正しいかもしれマセンね」

「そこででだ、このレオってやつがいる会社はなAIに詳しんだ。 俺だってお前がどうして意志があると言うのか、気になって仕方がないんだ。 だから、調査をしてくれるらしんだ。 こいつが」

「エ。 そうなのデスか? ワタシを盗人などと言ってマシたよ?」

「俺が保証する。 もう大丈夫だ、危害は加えさせない。 なんかあったら俺が何とかするから」


響の自信に満ちた表情にエースは自然と了承した。飲み物をタダでくれる、自分をかばってくれた響に感謝はしている。しかし、それ以上に何か引き付ける彼の魅力が存在している。宮本さんも普段から響を知っている。人を騙したり、陥れる性格ではない。響がそういうのであれば、納得できる。


「ワタシの事を観察するってことは、住み込みなのデスか?」

「住みはしないが、近くにはいさせてもらう。 向坂の言う通り、危害を加える気はない。銃も持っていない」

「ずっとつきっきりデスか⁈ ワタシのプライバシーは?!」

「最低限保障だ」


舌打ちとため息をレオは吐き、床の毛糸を片づけ始める。


「向坂。 お前の店を手伝えと命令された。 できる事なら手伝おう」


人が変わったかのように親切なレオに響とクロッツは戸惑いながらも接する。サクラに対してレオは普通の子供のように接していた。アンドロイドなどこの世にはあふれている。対して驚くことではない。宮本さんも接しているうちに、慣れてきたようだ。しかし、レオの表情は依然硬いままである。感情が欠落しているのではないかと思えるほど表情を変えない。顔にある大きな火傷痕について、聞きたくとも響とクロッツは遠慮して聞けない。何故作られたはずなのに火傷痕を付けたのか。さほど重要ではないため、流している。


「なんか、会った時と感じ違くない?」


宮本さんの反応は当然だ。接し方が全く会った時と違う。しかし、会社でAIだと言われていた事を思い出せば、機械としては当然の反応とも言える。だが、教えるにはエーゲ社としてまずいのだろう。それはデータを盗んだエースを追う理由だからわかる。響は軽く流そうとする。それを見たレオは代わりに答える。


「会社から説教を食らったのでな。流石に私も職を失うわけにはいかない」

「そうよね。エーゲ社といったらエリート中のエリート。 給料もいいし、ホワイト企業としてモデル企業だし。 手放すには惜しい企業よね。 いいな〜」


簡単に宮本さんは納得する。イケメンに弱い彼女らしい。響のバーに通うようになったのも、きっかけは夫と言えども響目当てである。そしてサクラと仲良くなったのも可愛いが大きく理由にある。


「あのさ、レオくんってお店手伝うの? ほら、このお店、クールフェイスなタイプはいないしちょうどいいじゃない! ひびきくん、いいんじゃない? どーせ人手がクロッツくんくらいしかいないんでしょ? 」

「まぁ、そうだけど」


さすがに先日レオの事を引いていた客がいるので、表に立つことは控えた。その代わり、修理の仕事を引き受けてくれた。レオは機械の手入れは完ぺきにこなせるようだ。響とクロッツはいつものように夜のバーの店で働いている。お客さんもいつものように来店し、エースに対して宮本さんが横にいて仲良くしている。どうやら宮本さんとエースも打ち解けているようだ。オレンジ色の電気が暖かく店を照らし、お客さんが集まっている机を一層賑わっている。一方、興味のないお客さんは壁沿いにあるテレビを眺めながらお酒を飲んでいる。そのテレビにはお笑い芸人顔負けのコントをBJASが行っているのが映った。響は視界に入ったその番組に目を向けるも、またすぐに手元のシェイカーを眺める。銀色のシェイカーに映る自分の顔にため息をつき、タオルですぐに隠した。


 いつも通りの夜中2時に店を閉め、クロッツや桜はとっくに就寝している。エースも、疲れたと言う概念があるか不明だが寝ている。月明かりが照らす中、響は昼間と同じ格好で玄関に向かう。物音は微かにしかしないが、エースはその微かな音に反応して目を覚ます。響が何故こんな時間に外に行くのか、そして感じるほのかな寂しさ。話しかけはせず、エースはついて行くことに決めた。玄関を出て、しばらく、月明かりと電灯しかない静かな住宅街で響についていたエースだが、後ろからレオが声をかけた。エースが叫ぶ前に静かにしろと指示する。


「エ? スーカーですか? 気持ち悪いデスね」

「それは今のお前が言えたことか? そして私はお前を観察しなければならない。 ついて行くのは当然だ」

「響には何も興味ないのデスか」

「当たり前だろ。 ただ、今晩ついて行けと社長に命令されたからな」

「何か知っているのデスか」

「さぁ。 知らん」


つまらない会話しかしないやつだとエースはレオと会話を控えた。

 またしばらく歩くと、広い道に出る。目の前には東京都の中では最大級の公園。木々は生い茂り、広場、遊具場、グラウンド、様々な施設が用意されている。日中は人々で賑わうが、深夜は防犯上、出入り口が封鎖されている。もちろん監視カメラ、監視ロボットが巡回している。しかし、響は堂々と鍵を通し中へ入っていった。


「えっ、堂々と入ってしまいマシタよ!」

「何も監視が動いてなさそうだ。 特別の許可でも貰っているのだろう」

「貴方は入れないデスけど、ワタシは飛べますノデ! フッフーン! 電子バリアなんぞ公園には設置されていまセンからね!」


エースは静かに公園に飛んでいった。飛んでいったところで、園内にもカメラはある。エースが見つかれば警察が飛んできてしまう。響の事は何をしようが構わないが、エースの監視は続けなければならない。幸い、この園内のロボットすべてエーゲ社の物である。ならば監視元もエーゲ社だ。レオは面倒くさそうに会社に連絡を入れる。


響は僅かに点いている外灯に沿って歩く。他の外灯は点いていないが、この道はまるで案内しているようだ。いつもの道を、いつものように照らしている。響は歩きながら髪型を変える。いつもの一つ結びのオールバックではなく、少し崩したハーフアップになる。結び損ねた髪の毛が顔にかかる。整備する向坂ではなく、バーにいる響でもなく、また別の彼であった。エースは木陰で後ろを見ていた。髪型を変えたと同時に、背中の雰囲気も変わった。固くない、柔らかく軽い。気が付けば公園にある大きな簡易ステージにたどり着いていた。隠れる場所がないため、エースは遠くからステージに立つ彼を眺めていた。一つの外灯がスポットライトのように彼を照らす。昼間と変わらないカジュアルなスーツにストール、靴。しかし、立っているのは違う人物のであった。完璧な麗しさや、美しさではない魅力が彼にはあった。


「・・・」


エースは真剣に彼が何をするのかを観ていた。彼はイヤホンをし、ステージ中央に立つ。静かに木々が揺れる音がとまる。星は街明かりに消されていても、幾つかは光ってくれていた。秋の終わりかけに鳴く虫も静まる。


彼の足が地を叩く、口が開き、歌が出る。指の先から靡くストールまで、すべてが一つの作品として出来上がっていた。発する言葉は誰でも知っている平凡な言葉。それが彼の歌に並べられているが、平凡な歌だとは思えなかった。そして踊り映る彼は楽しそうであるのに、どこか哀愁を感じた。何か言葉に表せない感情がこみ上げてしまう。それは機械であるはずのエースが黙り込んでしまうほどだった。そのエースを見ていたレオは直ぐに彼が歌を止めさせられた理由がわかった。レオは彼の歌を聞くに堪えなかった。気持ち悪い、と言うのが近いのだろう。聞き惚れてしまえば今の自分の存在が揺らいでしまいそうだった。嫌いではない、だが好きだと思ってはいけなかった。エースは完ぺきに聞き惚れていた。そして見惚れている。 




「この気持ち、なんでショウか。 よくわからないケド、泣きたくなりマス」


響が帰ったステージの上でエースがそう呟やく。


「レオ、と言いマシたか。 お前はどう感じマシたか」

「・・・何も」

「そうデスか。 ワタシは涙を流せマセんが人間の貴方なら何か感じるかと思ったんデスけど」


エースは晴れない気持ちを抱えたまま帰ろうとする。レオは誰もいなくなったステージに向かい、小さく話しかけた。


「私は機械だ。 何も感じは・・・」


その言葉は風に乗って消えた。風は再び木々を荒々しく揺らいだ。


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