第2話



「アデルとパーティーを組みたい者は」



やはり 全員が手を上げた 俺は可愛い女性から5人を選び仲間に





仲間との楽しい冒険が始まった


しかし また 同じことに


仲間達はどんどん強くなっていき レベル23の俺を超えた


俺も努力してレベル22からレベル23になったのだが みんなは すぐにレベル24に


そして また 1人に


はぁ~ 分かっていたんだけどね


んっ そうか 俺が悪いのか


スライム退治からゆっくりレベル上げをしていたら 彼女達のレベルはもっとゆっくり上がっていたはず





俺は魔物退治を頑張り レベル24になる


そして


1月20日 15歳の俺はギルド試験に



今度こそは上手くやろう






ねぇ アデル お願いがあるの


どうした ケイト 俺に出来ることなら何でも言ってよ


強くなりたいの もっと上を目指したい アデルとなら


そう言って ケイトは俺に抱きつき


キスを


おねがい


……







「アデル さすがね オークをこんなに あっさり倒すなんて」


「危険だから みんなには無理してほしくないんだけどね」


「いえ 多少の危険は覚悟してます アデル お願い」


みんなもコクリと頷く


はぁ そうだよね 強くなるために俺とパーティーを組んでいるんだよね




そして 俺のレベルは25になり みんなのレベルは26に




そして また 俺は1人で旅に出た


またか どうしたら 俺がもっと強ければ すぐに追いつかれないくらい強ければ




俺は1人で魔物退治を続けた


そして レベルは40にまで 




また 俺はギルド試験を受けてパーティーを作った


しかし 俺達のパーティーは8ヶ月持たなかった


俺のレベルをみんなが超えてしまったのだ


はぁ~ これでもダメだったか


しかし 今回は8ヶ月も


そうか そうだ ずっと同じパーティーを組むからダメなんだよ


最初に半年の契約を結んでいれば 彼女達を失望させることはなかった


半年なら俺は最強のままでいられたんだ


よし 来年こそは





しかし ダメだった パーティーの契約は1年以上からだと


まあ 途中で抜けることは出来るようだが





俺はまた1人で旅をする


俺は転生者 本来は神から沢山の特別なスキルを貰って魔王退治を目指すのだが


俺には特別なスキルがない それに才能がまったくないのだ


俺は無能な転生者


なぜ このようなことになってしまったのか


……

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