第10話 あたしの先輩のガードは多彩である
先輩がくれた学業成就の御守りを握り締めて挑んだテストは赤点だった。
「追試になりました」
「それで勉強を教えろと?」
ピンチはチャンスだ。今度こそイチャコラ勉強会を実現する!
「何がわからない?」
恋の方程式と答えそうになる自分を抑えて赤点の束を見せる。
「全滅だな」
「です! だから先輩の家でみっちりと……」
勢い込むあたしに先輩が冷静に言う。
「俺では無理だ。教え上手な友人を紹介しよう」
先輩のガードは多彩である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます