in transit 2
ああ、眠い。
今はもう、ねむねむですねえ。目を閉じたら眠れますが、眠ったら多分それまででしょう。
私が急にいなくなったら詩織が激怒すると思うので、なんとか今日詩織が寝るまではがんばります。
いや、がんばるつもりでいます。
ついさっき山科での乗り換えも終わったので、あと5分もすれば京都です。
こんな体になっても、電車の揺れというのは眠気を呼びますねえ。
階段も結構登ったし、生身の詩織は結構疲れていると思うんです。
いま、喉カラッカラだと思うんです。
夜の京都を少し回ってからのビールはたまらないはず。
で、ホテルで一緒に眠ればさすがに詩織も怒らないでしょう。
最期にお礼だけは言っておかないと、才女の沽券に関わりますし!
それにしても眠い…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます