第2話復活

やっと体調も万全になり、将来に向けて色々することが増えた。

なんと記憶が戻る前は病弱だったのにも関わらず、いまでは健康体そのものだからお医者さんと家族は驚いていた。


…そう、前世はいわゆる虐待を受けていた。親の機嫌を損なうとご飯は抜き、暴力は振るわれ、家にもいれてもらえず犬小屋で愛犬だったハクと一緒に寝てたのも懐かしい記憶になっている。


それでも認めてもらいたくて必死に勉強とスポーツを頑張った。でも結局認めてもらえなかった。なのに弟は私より出来がいいからお母さんのお気に入り。

うん、世間によくある人生。体とかにもアザとかあったから当然学校では異端者扱いされてた。



そんな前世の記憶、虐げられてた記憶。


だから私は人が怖い。わずかな表情で相手が思っている感情がわかってしまう。やめて、お願いします、助けて…

そんな言葉なんかに反応してくれた人も裏切った、私はイラナイコ、ごめんなさい出来のいい子になれなくてごめんなさい。



…そんな感情ばかりが流れてくる。


花音の記憶があるから精神年齢18歳+3歳のの3歳児。




そんなリーフェントにはどんな物語が始まるんだろう…。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る