第18話 再集結
僕ら閃霧隊が負傷してから数日がたち、次の任務を渡された。
「もう傷は癒え、充分戦えるようだから次の任務を与えるぞ」
僕らは支部長室に集合し、其先支部長の話を聞く。
「以前と同じく
「訓練の成果を試せるいい機会だな」
「そうですね、存分に戦いましょう」
皆も同じように訓練してきたらしい。
前より慎重な姿勢になったように見える。
僕もだろうか。
僕自身、成果を試せるのが楽しみでもあるし、皆の成果を見るのも楽しみだ。
僕らは目的地に向かった。
堤防を登ると、結構近くまでその
「行こうか」
流輝さんが言うと、皆向かっていった。
目の前に見える
──あ、出遅れた。
でも誰かに加勢するのもフェアじゃないな。
そう思い堤防から見ている事にした。
僕はまず爽也さんを見てみた。
相手の
爽也さんの変わったところは……拳と足に何やら装備している。
爽也さんが体勢を構えて叫ぶ。
「行くぞ!」
ガシュゥウという音を立てて、装備から闇が出る。
その直後、爽也さんがえげつない速度で
足元の地面はその勢いで破壊された。
そして一瞬で
闇の防御も一瞬で破壊した。
次に木賊さんを見てみる。
木賊さんは前とは違う、剣と銃が合体したような闇器を持っている。
ソードガンかな。
木賊さんははじめ攻撃を仕掛けたが、止めて逃げ回っている。大丈夫だろうかと心配したが、闇器を纏う闇が少しずつ大きくなっている。
──そうか。
僕は心配せず佐部さんを見てみた。
以前の暴れるようなスタイルではなく、慎重に戦って、
だが、
それで、僕が一番気になったのが流輝さん。
少将であの逃げ方は流輝さんのプライドに傷がついたんじゃないかと僕は思っていた。
流輝さんは
と思って心配したが。
一枚目の闇の盾を支えるように、さらに二枚目の闇が現れる。そして続いて三枚目の闇が更に支える。
そして
それでそのまま盾状の闇が広がり、
「トドメだよ」
流輝さんはそう言い放って、自分の闇ごと
木賊さんも、ためていたエネルギーを放出する。周りの建物を破壊しながら、
爽也さんと、佐部さんも倒したようだ。
「皆すごかったです!」
僕は堤防を降りて言った。
皆喜びに満ちた。
そこに、地響きが響く。
「うああ」
「こいつはだめだ……」
兵たちの悲鳴が聞こえる
「次は僕ですね……」
「あれは……ヤバそうだけど、アルナ君自信あるのか?」
爽也さんが聞いてきたので。
「やれるだけやってみます。大丈夫です!無理なら諦めるので」
僕はそう答えて、
その
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