第65話

 僕らは腕を組んで観覧車に乗り込んだ。

 男子たちは嫉妬しっと羨望せんぼうの眼差しで僕らを見つめた。


「フフ……😌✨✨ 楽しみましょォ~✨💕」

 彼女が妖しく微笑んだ。


「あ、ああ……😳💦💦」そんな彼女の顔を見るだけで胸がときめいた。


 だが、それが間違いの元だった。

 観覧車が頂点に差し掛かった時、その事に気づかされた。

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