一瞬

ヒカリが理想的な角度で差し込み

信じられないほど、目を奪われた


通り過ぎる瞬き、手を伸ばしたくなる

届かないとわかってるはずなのに…


側にいた君も同じ景色を見ただろうに

僕の前に早足で進み先を急かす


景色は流れ時が進み

人混みに紛れていった

もう、同じものは見ることはない


君に手を伸ばす。

触れられないと、知っているのに

後少し、後一歩進めば、届くような気がした


けれど、夢の中の出来事みたいに

動くことができない


このまま、君に会えないのは嫌だよ



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