第2話 ソウルコネクト

「ソウルアダプター10個か....w。笑っちゃうな。 次の人!」

ケールは、少し怖がりながら先生にステータスを見せた。

「ケール ストラス....嘘だろ?。君は、もしかして、ストラス家の娘か?」

「はい! ケール ストラスです!」

ストラス...どこかで聞いたことあるような。

そうだ!

昔、東の国パンドラルを納めていた王の名前だ。パンドラル王国のクロンド ストラス王は、魔術で世界1の異名を持つ最強の魔導師だ。

このバカが...


ケールの能力ステータスは、ソウルアダプター6つと王家の証の力で、肉体強化が付いていた。流石 王家だ。この話は、さておき次が始まるようだ。


「次は、実力試験だ。自分のベース魔法を剣と組み合わせて使ってみろ。」

ベース魔法とは、人が生まれながらに持った魔法である。他の魔法は、ソウルによる力か修練から成るが、ベース魔法は、それと違い最初から使える。


「この兵士に、使ってみろ鍛錬を積んであるから本気で掛かれ!」

「先生。殺してしまうかもですがいいですか?」

自分で言うのはなんだが、俺は、まあまあ強い。ベース魔法も人1人は、簡単に捻れてしまう。その後、兵士は「ドラゴンフレイム!」という俺の声の後、空高く打ち上げられ治療塔に運ばれた。



次の日、何事もなかったかのように授業が始まった。俺は、教室の端の席で隣はケールだった。授業中ケールは、よだれを垂らしながら寝ていた。その顔を俺は、ずっと眺め癒された。


そして、次の時間はソウルについての話しがされた。

ソウルとは、主に 獣魔から生成される魔石だ。種類は、 火 水 土 光 闇 と身体強化系に分けられ、ソウルアダプターは、ソウルをセットして体に力を伝える役割を持っている。

つまり、ソウルアダプターが、多ければ多いほど多種の能力が使え戦闘などが有利になる。


そして、各自にソウルが配られた


「みんな、ソウルは受け取ったか?ステータスを開いてソウルアダプターに触れてみてくれ。触れるとソウルにこもった力が、使えるようになるはずだ。」

俺たちは、先生の言った通りステータスを開きアダプターに触れてみた。


<ソウル*ファイアバード>

:ファイアスラッシュ習得


「これか、ソウルの使い方なんですね。キラくんは、知ってましたか?」

隣から嬉しそおな声でケールが話しかけて来た。

「一様知識はあった。でも、ソウルを使ったのは初めてだ。」

「キラくんも初めてなんですね!驚きです。」

驚かれてもな...ソウルの使用は、学園の生徒か18歳を超えた大人にしか許されていない。本当は、もっとソウルを使って鍛錬したかったが、決まりではしょうがない。


「マリア先生。他にはソウルの使い方無いんですか?」

と生徒が先生に質問をした。

紹介が遅れたが俺とケールのクラスの担任は、マリア ローズ先生だ。先生もなかなかの美人で年上好きの生徒に引っ張りだこだ。

「他ですか... 一般的には、ステータスからソウルの力を身に宿すソウルコネクトが使い方ですか、特殊な武器などを作ったりする材料に使われる事もあります。」


ソウルコネクトで宿した力は、その人のステータスによって力に差ができる。俺が、使って一発で敵を倒せても俺よりステータスが低い人は、二発や三発使わなければ敵を倒せない。


俺たちは、目の前にポップした獣魔をソウルの力で、倒すことにした。


「ケールは、裏から回り込んでくれ。いくぞ! [ファイアスラッシュ]」

「はい![ファイアスラッシュ]」

獣魔は、泡のように消えて行った。正直俺の攻撃力は、ケールに劣っていた。多分、王家の証の強化の影響だ。


「凄いですね!なんかスカッとします。キラくんのスラッシュかっこよかったです‼︎」

ケールは、ニコニコ笑いながら俺に話しかけて来た。可愛い...

「ケールもなかなかだったぞ。明日も頑張ろうな。」

「うん!」



その後、授業が終わり寮に戻って眠った。


その頃、近くの森に異変が起こっていた事は誰もまだ知らない。




次回

ソウルキープ



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