ソウルアシスト
天
第1話 勇者の才
俺の名前は、キラ アーバン 16歳だ。
俺は今勇者を目指している。
この世界は、昔地球と呼ばれた惑星が元になっている。西暦2150年地球は、突如ワームホールにより空間が捻じ曲げられアトリエ王国と呼ばれる異世界の王国と繋がり大きく変化した。
今日は、剣士学校 スマスリカ学園の入学式だ。俺は、期待を胸に指定された席に座り開式を待っていると、隣の席の小柄な女の子が話して来た。
「あの... 初めまして。私、ケールって言います!これから仲良くしてください。」
いきなり話しかけられて少し動揺しつつ挨拶をした。
「俺は、キラです。よろしくね。」
この子結構可愛い....
「あの、キラくんはやっぱり勇者志望なんだよね?」
「うん。小さい頃からの夢だからね。ケールもだろ?」
ケールは、クリクリな目を見開いて驚いた様子で言った。
「な...なんで、分かったんですか⁉︎私何も言ってませんよね⁇」
もしかしてこの子...
「だって腰に剣さげてるし。何よりこの学園に入るなら勇者志望だろ?」
ケールは、また驚いた顔で話し出した。
「キラくんって頭いいんですか⁈凄いです!名探偵です! 私、尊敬しちゃいます!」
あっ やっぱりおバカや...w
そんなこんなで、無事に式が終わった。
式が終わり少しうるさくなった俺たちに、指導の先生が、声を大にして言った。
「新入生には、能力テストを受けてもらう事になっているので。大会場に移動してくれ。」
そして俺は、ケールと一緒に大会場へ移動した。
「私は、あまり能力の使い方が上手くなくて、心配なんです。キラくんは、どうですか?」
ケールの上目遣いな感じに心打たれラグが発生しながら答えた。
「あ..ああ、小さい頃から練習して来てるから多少は、出来るよ。」
あぶねー怪しまれるよ...
そんな事を考えていたら前の方から大きな声が聞こえて来た。
「おー‼︎ 君、ソウルアダプター4つもあるのか凄いな!」
「それほどでもないですよ先生。」
「スゲーな!」「俺は、2つなのに...」
それを聞いたケールは、俺を見て騒ぎ出した
「す...すごくないですか⁈4つですよ!4つ! ....あだぷたーってなんですか⁇」
まじかw あんなにはしゃいで知らないのか...
「ソウルを入れるところだよ。分かるだろ?」
「う..うん。 なんとなく‼︎」
ダメだこりゃ....なんて思っていたら俺の番が回って来た。
「キラ アーバン君だね?ステータス見せてもらうよ...ソウルアダプター10個..... 見間違えだよな?」
「見間違えじゃないですよ先生、昔からですから。」
この日初めて世界は、キラ アーバンという才能を知った。
次回
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